乱調という生き方と、てんとう虫のサンバ。

乱調という生き方と、てんとう虫のサンバ。




【て】てんとう虫のサンバ。

「美は乱調にあり」を初めて読んだ頃、寂聴さんはまだ晴美さんというお名前で、そこに描かれていた婦人解放運動活動家・伊藤野枝の半生に衝撃をうけました。

その後、続編にあたる「諧調は偽りなり」を読み、伊藤野枝の享年が28歳(当時の私と同い年)であったことを知り、二度目の衝撃をうけました。

私はその頃長女を出産したばかりで、お腹が空いたらおっぱいを飲み、お腹がいっぱいになったら眠って・・・という新生児のリズムに付き合いながら、穏やかに日々を送っていました。(この後、年子で次女を出産し、幼子二人を抱えた途端、穏やかな日常は吹っ飛んでしまうことになりましたが^^;)

そんなのどかな毎日の中で読み進めた「美は乱調にあり」の中で、

伊藤野枝は、結婚して8日目に婚家を飛び出し、学生時代の恩師であった辻潤と同棲。
辻潤は非難を受け教職を辞す。
そして、そんな大恋愛の末の結婚であったはずなのに、その4年後に、伊藤野枝は夫を捨て、思想家・大杉栄と同棲を始める。
当時の大杉には内縁の妻と愛人もいて、伊藤野枝を含めて四角関係となり💦、結果大杉栄は愛人に刺され重傷を負う💦

・・・この波乱万丈と言うか、タイトルにもある乱調な展開を引き起こしていく迫力に、同じ女性として圧倒されました。

伊藤野枝さんにとっての恋愛は、邪魔なものは燃やし尽くすほどの勢いを持つ火柱のようなものだったのでしょう。

そういう炎のような恋愛を体験する人生って、はたしてどれほどの確率で訪れるのでしょうね・・

当時流行っていたのが、チェリッシュの「てんとう虫のサンバ」で、
「あなたっと私が~ 夢の国。 森の小さな教会で~結婚式を挙げました♪」
の歌詞に、おそらく「火柱派」の野枝さんには響かないだろうなぁ・・💦と思ったことを覚えています^^;

一度きりの人生だからこそ、乱調の人生に身を投じてみたい・・という憧れはどこかにあり、伝記小説を読んだり、実話を元にした映画を観ると、
「それに引き換え私の平平凡凡な毎日は・・・」と、卑屈に考えてしまうこともあります。

けれど、憧れる気持ちは大切にしつつ、一方、人生のふり幅や突出したエピソードなどの注目しやすい部分だけじゃなく、

例えば、荷物を届けて下さった佐川急便のお兄さんが
「サインは結構ですので、お受取りをお願いします。」
と荷物を両手いっぱい伸ばして渡そうとされて、私が受け取ろうとして近づくと、ズリズリ後すざりして、なかなか受け取れず、難儀しつつ笑ってしまった・・みたいに(コロナ禍で顧客との距離を保つことを義務付けられているようです。今朝の実話です^^;)、
数時間後には記憶から消えていってしまうような出来事の中にも、生きてることの味わいがあり、
小説や映画の題材にはならなくても、それぞれの人生はそれぞれの味わいで彩られている・・・今はそう思えます。


20代のあの日、一日の大半を自宅で過ごしていた私を、時空を超え、生涯をかけてもリアルでは繋がることのできない人達のもとに連れて行って下さった寂聴さん。
ありがとうございました。



・・・一口バナナブレッド。

結城アンナさんのレシピを参考に、グルテンフリーのヘルシーバナナブレッドを焼きました。



バナナ・・2本(マッシュ)
デーツ・・50g(細かく切る)
クルミ・・30g(細かく切る)
カルダモンパウダー・・1小さじ
炒りごま白・・1大さじ

作り方
オーブン予熱180℃ オーブントレーにベーキングペーパー敷く。
⁡*材料をボールに入れて混ぜ合わせる。
*大さじ1程の生地を手に取ってボールに丸めてオーブントレーに並べ、20分焼いて完成。

アンナさんは、デーツの代わりに干し杏を使っていらして、別にオーツ110gも加えていらっしゃいます。
私はデーツの在庫があったのと、ふわふわ食感にしたくてオーツを抜いてみました。
これはこれで、とーっても美味しいです^^ 熟れ過ぎたかな?と思うくらいのバナナでぜひ♪



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