空疎を埋める。

空疎を埋める。
















取り壊し予定の自宅の整理をする日々を送りながら、


頭の中を占めていた「母との暮らし」に向けての色んな計画が全て無くなってしまったことで、


ほんの数日前までは、
時折、たまらない空虚感に襲われることがありました。




そこに向かって、いくつもの大きな決断をして進んできた目標そのものを失い、
私はなんのために、こうしているんだろう・・・みたいに。





あれもしてあげたい、これもしてあげたい・・と思っていたことが、全て「無し」になって、

引っ越しを済ませ、母の遺品整理や事務処理が終了した後、
私に残された役割は、お仏壇とお墓を守り、法事を取り仕切る事だけになるのかな・・・
と、本当に、心にぽっかり穴があいてしまったような気持ちでした。






そんな時、次女から、現在挑戦している自然農法の進捗状況の画像がLINEで送られてきました。













5月の種蒔きと、夏の収穫祭には是非来てねー!✊️



と、添えられた言葉を読んだ時、



「そうか。これからの私には、いつだって、どこへだって行ける自由な時間があるんだ!」と、突然気づきました。


空虚な穴だと思ってたものは、たっぷりと与えられた時間だったんだ!って。






「全国いろんな所から、いろんな職業の人たちが集まって、力を合わせて、楽しみながら農作業して、また、それぞれの場所へ帰って行くんだよ。」
という次女の言葉も思い出して、


私にできること(例えばお弁当作りとか、お茶の準備とか)でお手伝いできるかも!とも思いました。






そうしたら、次々に、できること、したいことが浮かんできて、

母にもう一度教えてもらうつもりだった着付けを学びなおそう。
ずっとやってみたかった金継ぎも習おう。
俳句の教室にも通いたい。

と、どんどん夢が広がりました。






空疎だと感じていたこれからの暮らしは、母が最後に私に贈ってくれたプレゼントだったのかも知れないと思いなおしました。
涙が出て、いっぱい泣きました。




そして、
今は、母からもらった時間を、どんな風に使おう?何をしよう?
と、お小遣いをもらった子供の用に、うきうきする気持ちが湧き上がってきています。

大切に使うね(;-;)





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