草食動物になっても

草食動物になっても






先日、ヴィーガンの調理人さんが作ったグルテンフリーのカレープレートを食べた。

ひよこ豆のダールカレー、玄米チャパティ、人参のチャツネ、蕗のタルカリ、そら豆のアチャール、豆腐のシシカバブ、パパドゥ。

そして飲み物は、豆乳を使った日本酒ラッシー。






帰り道、
「美味しく調理されてたら、植物性のものだけでも十分満足だねぇ・・」
と、夫と話してたら、


「そういえば、草ばっかり食ってる象やキリンが、なんであんなに大きな体と筋肉を維持できてるか知ってる?」
と訊かれ、


確かに・・・!
これまで考えたこともなかったけれど、タンパク質なんてほとんど摂取できないだろうに、一体どうしてるんだろう??と思った。


夫が披露してくれた蘊蓄^^;によると、


草食動物の胃や腸には、肉食動物の体内には存在しない微生物がいて、
その微生物が植物を分解して作ったアミノ酸を吸収することでタンパク質を生成したり、
微生物そのものの死骸を消化してタンパク源としたりするのだそうだ。


びっくり(゜o゜)



きっと、
雑食動物である私達人間の体内でも、この微生物を活用するための研究が、世界のどこかで粛々と進められている気がする💦


そして、個人的には、食糧不足を補うために人工食品に頼る未来よりも、
自然由来である微生物を体内に棲まわせる解決策のほうが望ましい^^;


人は
すべからく
過渡期にあるものとしての不完全性をまぬがれ得ない


~~~浄土真宗僧侶 本田武彦さんのポストより~~~




自分の人生の尺度とは別に、
人類として「今」を俯瞰するとき、
私達は、次の世代にバトンを渡す「過渡期」の「不完全な存在」なのだと思い知る。


今、美しいと認識されている歯並びだって、
雑草をワシワシ咀嚼することが必要な未来がきたら、全く別物になるだろう。


だから、不完全な存在ながら、遠い太古の昔から、今、そして、私達がもう生きていない未来まで、
変わらず、その内にあり続けるものだけが、「人」としての証だ。



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