ネガティブの内側にあるもの。
この週末、久しぶりに土曜・日曜と夫が在宅で、
怒涛の3月・・・について、ぽつっぽつっと話してくれました。
すごーく帰宅が遅い日に起こったことや、
眉間に皺寄せて考え込んでたわけが、いくらか解明できました。
あきらかに大変そうで、疲れてる風でありながら、
「いや、大丈夫。」と、その内側を説明してくれないことで、
傍らにいるものは、どれほど【要らぬ心配】(←夫いわく、女性特有?私特有?の勝手な心の動きではありますが+_+;)をするはめになることか!と、思います。
山田ズーニーさんが、
***
悩みがある時、身近な人に「全く言わないか」「ぜんぶ話すか」の2択と思っていないだろうか。
早い段階でさっと「状況」だけでも伝えておく。
それだけで、その後の景色はずいぶん変わる!
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とツイートしていらして、
そうそう!もうその通り!!!と、拍手したい気持ちになりました。
「帰りが遅くなったり、もしかしたら機嫌が悪くなることあるかも知れないけど、
それは、これこれこういうことだから・・・」
と、予め、さらっと簡単に伝えておいてくれるだけで、
私は、【要らぬ心配】をせずにすみます。
この、ネガティブの内側にあるものを「小出しにする」って、なかなか思いつかないことだし、面倒だと感じるかもしれないけれど、
心穏やかな日常を送るための有効な手立てだと思います。
最終週を迎えた「カムカムエヴリバディ」でも、
幼いルイに、「ぜんぶ話す」ことをためらった安子が、「全く言わない」ことを選択したことで、その後の悲劇が生まれました。
幼子の心が【心配】に押しつぶされないよう、さらっとで良いから、状況を小出しに伝えてさえいれば・・・と、「もう一人」のお母さんに、泣きながら寄り添うルイを見ながら思いました。
・・・今週の 食卓の花 。
先週のキンギョソウに似ていて、もう少し華やかなオーニソガラムです♪
一緒に写っているのは、先日図書館で借りた 羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」。(2015年の芥川賞受賞作です)
主人公が、同居する高齢の祖父の「早く死にたい」という希望を叶えたくて、
「苦痛や恐怖心なく穏やかに死ぬ方法」を、介護職につく友人に相談したところ、
「過剰な介護で、被介護者の動きを奪うのが一番。使わない機能は衰えるから。」
とアドバイスされます。
人生を全うすること、介護すること、されること・・・
自分に手繰り寄せて考えさせられるテーマが詰まった教本とも言える一冊です。
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