ピンク色の林檎で簡単パイと「老い」を学ぶ。
昨夜のワールドカップを応援された皆様、お疲れ様でした♪
残念でしたけれど、清々しい熱戦でしたね。
今朝、睡眠不足の頭でキッチンに立っていて、
「あ、アップルパイ焼こう!」と思い立ち、
お弁当作りと並行して、冷凍パイシートを使った簡単パイを焼きました。
冷凍パイシートを解凍し、昨日のブログでご紹介したピンク色の果肉の林檎=紅の夢をスライスして並べ、
全体に、オリーブオイルと蜂蜜を、さっとかけまわして、
180度のオーブンで35分焼き、
焼きあがったら、粉砂糖少々をふりかけて完成♪
爽やかな林檎の甘酸っぱさを楽しめるパイです。
甘さ控えめなので、抗糖化を意識していらっしゃる方にもおすすめします♪
昨日、母と電話で話していたら、
「昔は寂しいとか、孤独だとか、感じたことなかったのに、今は、一人でいると寂しいって思うのよ。」
と言われました。
「うん・・ やっぱり、来春同居するまで、私達がすすめてた施設(夫の勤務先に併設されているサービス付き高齢者向け住宅です)に移る?それだと、私も〇〇〇さん(←夫)も、毎日顔を出せるし、私達も安心だから。」
と言うと、
「それは嫌なの。ここにいたい。大丈夫。春までだから。」
と母。
先日も、
「できるだけ自立していたい。」と、何度も口にする一方で、
寝てる姿勢が心地悪かったらしく、
「あなた、私の足を抱えて、動かしてちょうだい。」と、ベッドサイドに立っていらしたケアマネージャーさんに命令?^^;して、
ケアマネージャーさんから、
「あれ?今なんておっしゃいましたか?自分でできることは、自分でして、筋肉を衰えさせないようにしないと~!」
と、注意されると、
「そんな意地悪なこと言わないで、足を動かしてちょうだい。」と、再度催促し、
結局、ケアマネージャーさんが、
「今日は退院したばかりだから、特別に!ですよ~」
と、折れていました^^;
そのことも思い出して、
母の中では、『こうしたい。』『できるはず。』と信じる主観と、
客観的な実際の状態が、合致せず、
『こんなはずじゃないのに。』『できるはずなのに。』と、不安なのだろうと思いました。
「歳取るってことは、こういうことなのか・・・って、毎日びっくりしてる。」
母は少し冗談めかして言いましたけれど、きっと、それが本音なのでしょう。
私の祖母や祖父は、私が物心ついたころから「お年寄り枠」でしたけれど^^;、
母は、若く溌溂としていた頃から、今の状態になるまでをずっと見てきたので、
変な話ですけれど、
お年寄りは、最初からずっとお年寄りだったわけではなくて、
皆、それぞれの年代を、初めて体験している新入り(!)なのだ・・・と、
母の老化によって気づくことができました💦
自分の体が未知の変化を遂げていく日々は、とても不安なはず。
わからないこと・・・は、恐怖でもありますよね・・・
シニアの入り口をくぐったばかりの私でさえそうなのですから、
誰一人、自分の「老い」に慣れてる人なんかいなくて、
皆、刻々と変化していく【老い】に対峙する日々なのだと思います。
不安だったり、びっくりしたりして揺れる母の気持ちに寄り添うことで、
私自身も、もう少し先に確実に訪れる 自らの高齢者としての老いを疑似体験させてもらっている気がします。
新入りなはずの「お年寄り」が、一見ベテラン風に見えるのは、
そういう疑似体験で学んできたことが、バックボーンとなっているせいなのかも知れませんね・・・
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