S様へのお返事。

S様へのお返事。









昨年出版したスタイルブックのレビューに、


書籍の内容ではなく、こちらのブログへの批評をいただきました。


そーかー・・そんな風に、このブログは読まれているのか・・・と、正直、気持ちが萎えて、
発信やめようかな・・と考えたりしましたけど、


でも、その後、このブログが「浮力になっています。」というメールをいただいて、
気持ちを切り替えました。


何を発信して、何を発信せずにいるのか・・・
は、ブロガーの側の問題で、

それを読み取る方達が、どの深度で受け取るのか・・もまた、読み取る側に委ねられることで、

そこに齟齬があったとしても、仕方のないことだと思ったからです。



ただ、レビューを書いて下さったS様は、初投稿にまで遡って、こちらのブログを読んで下さったとのことで、また、【ブログの目的もよくわかりません】と、問いかけもいただいたので、できましたら、いただいたレビューに関して、レスポンスをしたかったのですが、
返信ができないシステムのようですので、こちらのブログで、レスポンスをさせていただきたく思います。



「そーかー!」と一番驚いたのは、
以前に、夫の仕事の都合で、3年半米国で生活したことを、
【アメリカで家族で優雅に暮らした思い出自慢】だと評されたことでした。



三女がお腹にいる時に、急に決まった米国行きでしたので、正直、出発ギリギリまで悩みました。
臨月で渡米し、日本人が一人もいない町で暮らし、英語を全く話せない小学生と幼稚園児の長女・次女の世話をしながら、私自身も簡単な会話程度しかできない状態で、アメリカ人の主治医のもとで出産することができるのか。
備品だって、離乳食だって、日本のものとは違う環境で、その後の子育ては大丈夫なのか、と、不安は増すばかりでしたが、
訪れたチャンスを夫に逃して欲しくなかった気持ちと、だからと言って、子供たちが父親と離れて生活することは避けたい気持ちが勝って、渡米を決意しました。



大波小波が寄せる毎日でしたが💦、出発前に、「小さい子供連れで日本人との交流が不可能な町に住むと、ノイローゼで帰国する奥さんが多い・・」という情報を聞かされた上での決心でしたので、大波も小波も想定内のこと!と毎日、「楽しいことみつけてやる!」「楽しんでやる!」と、アグレッシブなモードを持ち続けるよう努力しました。



でも、さすがに、陣痛促進剤を用いた難産にもかかわらず、入院二日目には退院しなければならなくて(アメリカではデフォです💦)、無理がたたって、抵抗力が衰え、重症の帯状疱疹を発症し、緊急入院する羽目になり、
一番近所・・・とはいえ、車で片道1時間ほどの所に住んでいらした日本人のかた(アメリカ人のご主人と結婚していらっしゃいました)に相談して、当時、日本人学校の先生をしていらした日本人女性に、子守りをお願いすることができて、なんとか乗り切りました。


銀行で口座を開こうとしても、運転免許を取りに行っても、人種差別の壁はありますし、
日本人は娘たちだけの校区で、二人が周囲に溶け込めるよう、親御さんたちとの交流に頭を悩ませたり、
三女の予防接種一つ受けるにも、日本との制度の違いに戸惑ったり、
こうして、振り返っても、そこには【優雅】のかけらもない毎日でした。


けど、もし、私の文章から、【優雅に暮らした思い出自慢】を感じ取られたのだとしたら、
それは、たとえどんなに大変な思いをしても「楽しんでやるぞ!」と決心していた当時の私への勲章であるのかも知れません。



先日、5年ぶりに夫が一週間のお休みをもらって行った旅行のことも、【プーケット旅行の際は空港でラウンジ使用できるご身分】だと評されました。
夫は、学生時代から続けているサックスを吹く事以外趣味はなく、一人でお酒を飲みに行くことも、ゴルフに行くこともしません。
外食もあまり好きではなく、お昼ご飯はずっとお弁当持参で(今は勤務先が近くになったので、昼休みに自宅に戻って昼食を取っています)、コーヒーを魔法瓶に入れて持っていくため、お小遣いで使うのは、電子タバコ代とサックスの部品(リード)代くらいです。


その代わり、たまの長旅をするにあたって、
事故の後遺症で腰に爆弾をかかえている私が、無理な姿勢でいなければならない状況を極力抑え、快適に旅できるよう、余計にかかる費用を、使わずにいたお小遣いから捻出してくれた形です。


夫は社会人になって、ずっと働いてきて、
私も63歳で仕事を辞めるまでは、朝6時半に家を出て、夜は10時前に帰宅するような働き方をした時代もあり、
前期高齢者と呼ばれるようになって、私の両親を送り、もしかしたら、近々夫の両親の介護問題が起きるかもしれない・・・という狭間の今、
二人で5年ぶりにノンビリしてこよう・・と計画を立てて行った旅行です。



その他にも、母と暮らすこと前提で移った今の自宅のことや、「シニアでも着れる水着の情報を楽しみにしています」とリクエストをいただいて、敢えて「背中ならいいかな」と写した水着の画像のこと、唯一の趣味である夫のサックス演奏のことなど、
が、【年相応の慎ましさがない】【自慢話】だとお叱りを受けました。



【私はこの方の娘くらいの年齢です。これから年金も先細りしていく世代の私は、高齢者の派手な生活と金持ち自慢に疲れてしまいました。】とも書かれていましたので、
いろいろと思うところがおありなのだと思いますが、



私自身が30代の頃、人生の盛りを過ぎ、ようやくのんびりと幸せそうにしている高齢者のかたのご様子を垣間見ることは、あたたかな気持ちになれることでした。
もし、今の若い人たちがそうでないのだとしたら、それはきっと、未来の自分に夢を託すことができない社会環境のせいなのだろうと、とても悲しく思います。



毎日、ほとんど自宅にいて、ようやく公共の講座を受講する気持ちになれ、友人もぼちぼちできてきましたが、
ここ半年は、お仏壇と会話し、お墓参りが一番の楽しみのような生活をしていたので、
【派手な生活】という形容に、「そう見えるのか・・・」と、正直驚いていますが、
それもまた、

顎を上げて、明るい光の方を見て生活したい・・と望む今の私にいただいた勲章かも知れません。



【ブログの目的もよく分かりません。】という問いかけへのお答えは、
こちらのブログでも、幾度か言及していますように、
「私がブログを発信している理由は、共有する何かを持つ仲間を欲しいと思ったからです。」


ブログを発信することで、自分の思いに共鳴して下さる誰かが受けて留めてくれるといいな・・と願い、
その願いは叶って、今では国内外でメールやLINEを介して会話をできる仲間ができました。



S様、あなたの考える60代、あなたの考える老後と、
今の私の発信が相容れないものだとしても、それは仕方のないことなのだと思います。

それぞれ、自分の心地よさ、自分が求める仲間、自分が欲しいと思う環境を実現していきましょうね。

今日も良い日をお過ごし下さい。



ランキングに参加しています。
クリックしていただけると嬉しいです。
  ↓

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村