ツラがらず嫌われる。
【つ】ツラがらず嫌われる
敬愛する山田ズーニーさんが、オンライン発信されている「小論文教室」のチャプターより一部抜粋した文章です。
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人から嫌われるのはツラいね。
自尊心も傷つくし寂しい。
けどそんな時は、パッと手放して、
嫌わせてあげる、離れさせてあげる。
恨まず、尊重して、ありがとう! さよなら! と。
私が、こうなりたいという理想に向かって、
一生かかって努力しても
到達できないほど素敵な人でも、
必ずといっていいほど、
人に嫌われて苦しんだ経験がある。
「好嫌」の感情はとても理不尽だ。
「善悪」ではない。
「正誤」でもない。
醜いから嫌われたと思った人が、
努力して美しくなったら、
「その美しさがイケ好かない」と嫌われたり。
視野が狭いと嫌われた人が、
広い視野を身につけて故郷に帰ってみたら、
古い習慣にとらわれた昔の仲間から嫌われたり。
できないといっては嫌われ、できすぎると嫌われ、
口が悪いと嫌われ、きれいなことを言いすぎると嫌われ、
気が利かないと嫌われ、出過ぎたまねをと嫌われ、
なんにもしないと嫌われ。
人間の嫌う感情は可笑しくて、愛おしい。
人は理不尽に嫌われる。一方で、
理不尽に自分を好いてくれる人にも出逢える。
そういう現実をたくさんたくさん知ると、
人から嫌われるという体験はあって当たり前なのだ。
「嫌われた=即、自分が悪い」
と自尊心を削る必要はないし、
かといって相手が悪いと決めつけることもできない。
時間がたって、余分なものが濾過(ろか)されて、
真実が残る、その時何が見えるか、
「待つ」しかないことも人生には多い。
だから、こう問うてみるといい。
「自分は、この人と一緒にいて楽しいか?」
私の場合、ガクゼンとするほど
はっきり答えが出た。
楽しくない。
笑顔がひきつっている。
すごく気をつかっている。
「ぜんぜん楽しくないのに、
なんでわざわざ一緒にいるんだろう?」
ポカンとした。
相手もそれを察してくれたんだと思うと、
相手の嫌う気持ちさえ、尊重できる。
嫌いだと思う人と、それでも
うまくやっていかなきゃいけないことは、
仕事をはじめ、人生ではたくさんある。
ならせめて、自分の自由になる時間くらい、
「楽しい」にまっすぐ向かって行って
いいではないか。
限りある人生、自由時間はさらに少ない。
出逢える人も、ともに過ごせる人も、数に限りがある。
自分の心が楽しむほうへ、
「一緒にいると楽しい人へ!」
気持ちもカロリーも向けていこう、
と私は思う。
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還暦を過ぎた年齢になると、さすがに、「なんで〇〇ちゃんは私にだけ消しゴムの匂いを嗅がせてくれないんだろう・・・」みたいな^^;、悩みを持つことはなくなりますが、それでも、やはり大なり小なり人間関係のややこしさに頭を抱えることがあります。
これまでは「袖振り合うも多生の縁」だと自分に言い聞かせ、ズーニーさん曰く「笑顔がひきつり、すごく気をつかう」相手だとしても、何とか良い関係性を保っていこうと努力していましたが、
「 パッと手放して、嫌わせてあげる、離れさせてあげる。恨まず、尊重して、ありがとう! さよなら!」
でokなんだ^^と、気持ちが軽くなりました。
因果応報という言葉があるように、人間は「結果には必ず原因がある」と思う気持ちが強くて、「なぜ自分は嫌われるんだろう?」「どこに原因があるんだろう?」と、自分のアラさがしをしてしまいがちですけれど、そんな時間はもったいない・・
「限りある人生、自由時間はさらに少ない。
出逢える人も、ともに過ごせる人も、数に限りがある。
自分の心が楽しむほうへ、
一緒にいると楽しい人へ!
気持ちもカロリーも向けていこう」
はい!^^
・・・・結婚記念日の夕食。
昨夜は、食の達人キンタさん(←夫の友人です)直伝の「握らずし」をメインに、夫の好きな湯豆腐を添えました。
以前にもご紹介しましたが、「握らずし」は、ふわっと敷いたすし飯の上にネタを並べるだけの時短料理です。
「握りずし」に比べると、ご飯の量を自分で調整できて(ネタだけ食べるもアリ^^)、特に糖質制限をされている方にはおすすめします♪
夫からの花束。「トロピカル」をテーマに作ってもらったのだそうです^^;(ナゼ?)
過去の結婚記念日を夫が覚えていた確率って3割くらいなんですけど💦、珍しく昨年・今年と続けてクリアしてくれました。
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