最後のお客様と空白の記憶。
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昨夜、三女カップルを迎えての夕食は、
我が家でお客様を迎える最後の夕餉でした。
いろいろと思い出して、感無量になりつつ、三女たちの到着前に、
記念の動画を撮りました。
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クレソンを、オリーブオイル、ハーブソルト、すりおろしニンニクで和えて、
グリルした椎茸の上には煮切ったバルサミコ酢をかけ、最後に全体にレモンを絞ります。
奥に見えるのは、この季節の常備菜=牡蠣のオイル漬けです。
婚約の挨拶に来てくれた二人と、おめでたい(?)金色のボトルのスパークリングワインで乾杯しました^^
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海老を炒めた後のフライパンに残ったオリーブオイルも一緒に混ぜています♪
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「特別な日に開けよう!」と楽しみにしていたボトルです。
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「もうなくなっちゃうんだね・・・ なくなっちゃうんだね・・・」
と、四方を見回しながら、何度も、娘が、我が家との別れを惜しんでくれました。
でも、最後の最後に、幸せな未来に繋がる時間を持てたことを、
私と同じくらい、私の一番外側の殻(笑)であるこの家も、喜んでくれたことだと思います♪
前日まで母に付き添ってくれていた三女が、【ともに幸せに生きる】と表紙に記された冊子を持ち帰ってくれました。
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冊子は、今から26年前に、財団支援の記念誌として発行されたもので、母の文章も掲載されていました。
当時の母は62歳。
今の私より2歳年下です。
父亡き後、積極的にボランティア活動を行っていた母は、
高齢者の幸せを考える時、本当に幸せに生きるとはどういうことなのか・・・
人間らしく、我が家で家族、友人達と共に幸せに生きていきたい、心安らかに毎日を過ごしたいという高齢者の願いをかなえるための公的サービスが整うまでには、10年以上の年数がかかるだろう・・・
という内容の文章を寄稿していました。
10年どころか、26年経った今も、私達は、
母に心安らかな毎日を過ごしてもらえるだけの環境をしっかり整えられず、
葛藤していますが、
それでも、母が「高齢者の幸せ」として描いていた日々が、
私たちが目指そうとしている日々に重なっていることを確認できたことで、
「進もうとしているルートは間違っていない」と、気持ちを強くすることができました。
母と同居すること、母を自宅に連れ戻すこと、は、もしかしたら、私の独りよがりの願いで、母は本当は、プロフェッショナルな介護士さん、看護師さんが傍にいる施設で過ごし、
家族が面会する形のほうが安心なのかも知れないと、揺れる思いもありました。
その迷いが払拭できて良かった。
本当は今日、お見舞いに行くはずだったのですが、ケアマネージャーさんから、
「疲労がたまっているようなので、一日日延べされては?」と助言があり、
予定を明日に変更しました。
年末年始と、沢山のお見舞いがあり、車いすでの外出もあり、無理させてしまったかな・・と、反省中です。
明日は、冊子を返す際に、私と同年代の頃の母の想い出話を聞けたらいいな・・・と思います。
(私が結婚して実家を離れた後、母が何を考えていたのか、実は、ほとんど把握していなかったことにも気づきました💦 空白の時間のこと、聞かせて欲しいと思っています。)
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