「しきりなおし」

「しきりなおし」








60代は、親との関係性が大きく変わる年代だと感じます。

今の私も、まさにその渦中にいて、母に会うたび、夫の両親と会うたびに、

自分自身の対応を微調整していることを実感しています。




ほぼ日刊イトイ新聞に、山田ズーニーさんが寄稿していらした文章が、自分の「今」と重なり、何度も読み返しました。

一部抜粋しますね。




***
「親子」

という一言では、とてもくくりきれないほど、
親と子の関係は変化する。

子どものころ、
親がいなければ生きられないほど、
依存しきった関係から、

子どもはいつか自立し、

月日は流れ、

いつしか親は老い、
子が親を守るようになる。

いま、年老いた親と、私の関係を、
昔と同じ「親子」と呼ぶには、
あまりにも違っていて、切ない。

かといって代わる言葉も見つからない。

保護者のような目で、自分の親を見ている、
この関係をなんと呼べばいいのだろう。

この関係に私は、まだまだ慣れない。

だけど、親も、最初の子が生まれた時、
親経験ゼロ歳から、徐々に慣らし、
子どもと一緒に成長していくという。

「私も、この、親との新たな関係、
新たな責任感を、生きていこう。」

じっくり、じっくり、
親と一緒に成長しながら。
***





ズーニーさんの文章を読んで、

「どうしてあげるのが一番いいんだろう?」「私にどこまでできるんだろう?」と
自分の自信のなさに、重かった心が、

そうだ!経験ゼロのことスタートするんだから、おろおろしたって当たり前じゃん!
と、
むしろ、この「しきりなおし」を楽しんで行こう♪と思えました。




***
いま、母は、食が細く、
ほんとに痩せて小さくなってしまった。
それが家族の心配の種で、
私も、毎日、きょうは母に何を食べさせよう、
どうやって食べてもらおう、と思つめた。

「きっと母もそうだったのだろう。
幼い私や姉に、きょうはどんなものを
食べさせよう、たくさん食べてくれと、
毎日、毎日、心を配ったのだろう。」

小さいころ母がしてくれたことを、
いま私が、母にする番が来た。
***



「小さいころ母がしてくれたことを、
 いま私が、母にする番が来た。」



恩返しの意味・・・初めて、ちゃんとわかった気がします。






・・・おすすめ即席みかんジャム♪

糖質制限をされている方にもおすすめな低糖で作るあっさりジャムをご紹介します♪

以前、林檎のジャムをご紹介したことがあったのですが、
果物が、ほんの少し残った場合など、長く保存する必要のない、一両日中に食べきる低糖のあっさりジャムを作ることがあります。
保存瓶を消毒する手間もなく、あっという間にできて、新鮮なフルーツの香りと味も味わえ、おすすめのジャムです。

今朝は、最後に一個残っていた「なつみ」を、ブレンダーで潰し、甜菜糖少々を加え、煮詰め、最後にオレンジキュラソーを少量足して出来上がり。

冷めると粘度が増しますので、少し緩めかな・・というところで火を止めるのがコツです♪


「こなつ」一個の果汁は、このくらい・・


夫婦二人で2回分くらいのジャムが出来上がります。





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