「梅仕事」と、時をためる。

「梅仕事」と、時をためる。









毎年、青梅が出回る時季になると、スパイシー梅シロップを仕込むのが、
私の梅仕事です。




例年は、5~6瓶を仕込んで、娘たちにも送るのですが、
今年は、私がバタバタしていて💦、青梅・氷砂糖・密閉瓶を調達し、仕込み、荷造りし、それぞれに発送する・・・という一連の作業にかかる時間を捻出することが大変だな・・・と感じたので、


母と義母にだけ、手持ちの小さな瓶で、少量仕込んで届けることにしました。




洗って、ヘタをとって凍らせた青梅と、氷砂糖、レモン(国産のものを使用)スライス、ローズマリー、スターアニス、クローブを、段々に重ねています。



時々、上下逆さにふって、氷砂糖が溶け、蜜が上がってきたら、濾して、水割りや炭酸割りでいただきます。






この梅シロップと、サクランボジャムが、私の定番の【季節の贈り物】?^^なのですけれど、



以前は、発送の荷造りをしながら、「魔女の宅急便」の【ニシンのパイ】のお話が頭をよぎっていました。




おばあちゃんが、孫娘のために・・と焼いた ニシンのパイを、キキが届けたところ、
「私、このパイ嫌いなのよね。」
と、とっても迷惑そうに言われてしまう💦




そんな風な「ありがた迷惑」になってなければいいなぁ・・って^^;




でも、
私のブログタイトルにも使わせていただいている
「人生はだんだん美しくなる」をモットーに、ご主人とともに、手間を惜しまぬ自然な暮らしを貫かれた つばた英子さんが、著書『あしたも、こはるびより』の中で、


「お中元やお歳暮は、いっさいしてこなかったの。好きな人に、好きなものを贈れるのがうれしい。」


「現役の人たちは、男性も女性も忙しいでしょう。それは仕方ないことだと思います。だから60歳を過ぎてリタイアした人たちが、いろいろやればいいんですよ。少しでも次の世代が豊かに暮らしていけるために、何か渡していくことを考えないとね。」



と、せっせと手作り宅配便を届けていらっしゃるご様子を垣間見てからは、




遠い未来に、娘や孫たちが、
「そういえば、昔、梅シロップ飲んでたな・・懐かしいなぁ・・・私も作ってみようかなぁ・・」と、思ってくれる日がきたなら、
【ちゃんと渡せた】ってことだよね・・・^^と、純粋に楽しめるようになりました。





時を浪費する・・・・という言葉がありますが、
逆に、つばた英子さんのように、時をためる生き方もあって、
貯金ならぬ、私の貯時が、時空を超え、いつの日か、娘や孫たちに引き出してもらえる幸運を祈っています♪



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