しーん

11月26日
昨夜は、えいや!っと、掃除をし、孫のために借りたレンタル品を返却の為に梱包した。

娘と孫がいた痕跡が消えた家内は、しーん・・・としている。
末っ子が、大学に入学して、家を出て、
娘三人全てがいなくなった日、
体が半分くらいに小さくなって、心がすかすかになったことを思い出した。
今日の三時は、
自分のためにお茶を淹れて、友人の京都土産のお煎餅を食べた。
お客様用の柿の模様の蓋付き湯飲と、
祖父が彫ってくれた銀杏の模様の菓子器を使った。



心にすかすかな空洞ができた時には、
「自分を丁寧に扱ってあげること」を心がけるとよいと、
かつて、娘たちが家を出て、
「空の巣症候群」になりかけた時に読んだ心理学の本で学んだ。
だから、今日は、大事にしている湯飲みと木皿でおやつを食べた。
本当は、着替えるのも面倒くさくて💦、
一日中、ノーメイクのフリースで過ごそうかなぁ・・・と思ったけど、
ちゃんとメイクして、ヘアブローして、皮のパンツまで穿いた。笑
愛ってのはころがってるのね キッチンなんかにね 玉ねぎ刻んでて涙が出ると 思い出すわ 悲しみの理由は いつもいつも愛だったって
~~~谷川俊太郎「真っ白でいるよりも」~~~
すかすかになって、どよーんとする沼から抜け出すには、少し時間がかかるけど、
でも、そういう気持ちを味わえること自体が幸せなことなのだろう。
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