それぞれの小説。

それぞれの小説。









昨夜は久しぶりに夢を見ました。


全く知らない70代くらいの男性から、人生相談された夢です^^;


公園のベンチで話しかけられ、男性の現状を聞き、
「まるで小説みたいに波乱万丈ですね!」
と驚いた私。


ご家族とも別れ、今は一人暮らしで、後悔ばかりだという男性に、
「これから、残りの人生は、幸せになりましょうよ。」と、かき口説き、


これからできることを、一緒に考えました。


親身になり過ぎて💦、目が覚めたら、ものすごく疲れてました^^;




シニアになって知った感覚があって、
それは、同世代または、自分より年長の人達に対する、
「皆、いろんなことあったよね。皆、脛に傷持つ身だよね。」という親近感のような感覚です。




男性はたまたま夢の中で話しかけてくれたけれど、
日常生活では、赤の他人と距離を縮めるチャンスは(特にコロナ禍の今は)、ほとんどなくて、
実際に親交に繋がることは稀ですが、それでも、気持ちの根底には、「生き抜いてきた同士」に対する労りのような思いがあります。





作家の平野啓一郎さんは、著書「小説の読み方」の中で、
***
小説は、濃密な「時間」を体験するもの。

この広大無辺で、複雑極まりない世の中を、そしてそこに生きる人間の奥底を、誰の手のひらにでも収まるほどのコンパクトなサイズに圧縮して、濃密な時間とともに体験させてくれる。それが、小説だ。
***
と記しています。




広大無辺で複雑極まりない世の中を生き抜いてきた人間の奥底には、
それぞれの小説がある・・・




昨夜出会った(?^^;)男性の小説は、とても切ないものだったけれど、
「完」と綴る前に、ハッピーエンドの終章を追記できるといいな・・・と、目が覚めた今も思います。






・・・ミントクッキー。

昨夕、夕食の準備をしながら、無性にクッキーを焼きたくなり💦(←これは、私にとっては、心が発信するSOSです^^;)、きゅうきゅうの時間の中で、夕食作りと同時進行でクッキーを焼きました。


毎日少しずつ、葉を千切って使い続け、それでもまだ残っているミントの葉を香り付けに入れました。





クッキーの焼ける香りが充満し始めるとともに、緊急SOS信号の音がだんだん小さくなり^^、

焼き立てのクッキーを、キッチンで立ったまま一枚食べたら、
「よし。大丈夫!」と、「いつもの私」に【整い】ました♪

(きっと皆様、様々な【自己防衛方法】をお持ちだと思います。
 「美容院へ行く」「映画を観る」「美味しいお酒を飲む」などなど^^
 私の場合、手軽なオーブン調理で【整う】ことが多いので、助かります^^;)



※ミントに限らず、フレッシュハーブがお手元にあったら、試していただきたい簡単で美味しいクッキーです。
レシピを貼っておきますね♪


・オリーブオイル150gと三温糖80gを泡だて器で白っぽくなるまで混ぜ、卵一個を割り入れて、さらに混ぜ、小麦粉260gを二回に分けて加えて、ゴムベラで混ぜ、小さく刻んだミントの葉を入れて混ぜ、形を整えて天板に並べ、200度のオーブンで18分焼いて完成です。
「おばあちゃんのクッキー」風に、大き目のざっくりした形にして焼きました^^



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