2022年7月8日

どうしてもバイアスはかかるんだから。※加筆あり。

先週末、所用ででかけたついでに、昼食を食べに、とある人気店に立ち寄りました。

予約は受け付けず、店の入り口に設置されたボードに名前を書き、並び、呼ばれた順に店内に入る決まりになっていて、
隣接した駐車場が広くとってあるため、代表者一人だけが列に並び、家族は車で待機できることもあり、家族連れも多いお店です。

夫と私が車を停めて、店に向って歩き出した時、一台のワンボックスカーが駐車場に入ってきました。
そして、私が、まさにボードに置かれたペンを取って名前を書こうとした瞬間、
横からサッと伸びた手がペンを奪い、初老の男性が、そのままボードに記名し、列に向いました。

夫も私も呆然。笑
そして、二人同時に、《おそらく、後から駐車場に入ったワンボックスカーの家族代表が、一刻でも早く入店したくて、追い抜きをしたのだろう・・》と気付き^^;、顔を見合わせて苦笑いしました。

私達が男性の後ろに並んでいると、男性の奥様とお嬢さま二人とおぼしき三名が談笑しながら駐車場から歩いてきました。
男性は、「ここ、ここ！」と家族を招き、「それほど時間はかからないだろう・・」と、三人に向って言いました。

妄想族^^の私は、家族の中の唯一の男性として、常に、奥様とお嬢さまのために奮闘している男性の日常を思い浮かべ、
奥様とお嬢さまにとっては、頼りになるヒーローなのだろうなぁ・・・と思いました。

【個人】は、それ以上分けられない最小単位だと思われがちですけれど、
平野啓一郎さんがおっしゃるように、実は【個人】も、さまざまな【分人】としての側面を持ち、

対する人の見方により、色々なバイアスがかかります。

家族にとってはヒーローみたいなパパも、他のシチュエーションでは、マナー違反の割り込みおじさんとして認識されている可能性もあります。

そう思うと、いろんな見え方をする【個人】のバイアスを修正し、見極めよう！
なんて、思わない方が幸せなのかも知れません。

私の目に映るその人は、もしかしたら、とんでもない秘密を山盛り持ってる人なのかもしれないけれど、そこを一つ一つ見極めていくには、人生は短か過ぎます。

バイアスがかかっているなら、かかっているまま、良いとこ取りで良いのだ。
暴く必要も、探りを入れる必要もないのだ・・・と、もうすぐ64歳を迎える今は思います♪

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※ここからは、安倍元首相が銃撃されたとのニュースを知り、加筆しました。

人は、いくつもの【分人＝側面】から成り立っています。
その側面の一つ（例えば、政治家としての【分人】である安倍さん・・）に、不満や憤りを覚えたとしたら、
その側面について、異を唱え、解決の道を探るべきで、
【分人】を超え、【個人】全体を傷つける選択は、決してあってはならないことです。

良き夫、良き息子、良き友人など、【個人】が持つ多くの良き【分人＝側面】もろとも破壊する行為は、絶対に許されません。

どうか回復されますように。
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・・・・トウモロコシご飯。

昨夜は、夫の好物のトウモロコシご飯を炊きました。
ここ数日、友人とのLINEはトウモロコシの話題でいっぱいで^^、
脳内がトウモロコシに支配された結果です。笑