タネ

タネ






昨夜は、そろそろ旬が終わってしまうなぁ・・・と思って、
ホタルイカを食べました。



今年は豊漁だったそうで、私が住む町の鮮魚コーナーでは連日、ホタルイカが廉価で売られていました。


酢味噌和えでいただくことが多いですが、昨日は、同じく旬の新じゃがと一緒に蒸し煮にしました。







クロダイ(チヌ)のお刺身は、酒粕醤油(森酒造場のものです)と山わさびで・・・
酒粕醤油は、濃厚で、醤油のように流れないので、お刺身の上に載せる感じで。
卵かけごはんや焼き魚など、シンプルな料理にコクをプラスしてくれる便利な天然調味料です。(おすすめです♪)





私とほぼ同時期に作句を始められた糸井重里さんが、

まだ桃を食べていない。

もっと季節を感じるようになってから食べることにする。
季語のことを考えるようになって、こういうことも思うようになった。



とXにポストしていらして、
「わかる~、そうそう!」と、嬉しくなりました。笑



そうなんですよ。
俳句を始めて、「季節」っていう「括り」が、いつも頭の中にあって、
食材を選ぶ際も、「旬」を強く意識するようになった気がします。





今、読んでいる夏井いつき先生の著書の一節に、

俳句を始めると、毎日が楽しくなります。
日々起こること、出会うものすべてが「俳句のタネ」になって、
人生から「退屈」という言葉がなくなるのです。
「暇だ」とか「つまらない」なんて時間は、どこかに吹き飛んでしまいます。



と記されているとおり、
おそらく、無意識のうちに、過ごす時間を句にする・・・態勢をとっていて、
「季節感がない」と判断したものを敬遠しがちなのも、そのせいかな・・と思っています^^;




季節に即した生活をする・・・ということは、私が仕事にしていた漢方でも根幹になるテーマでしたから、
夏井先生がおっしゃる「俳句を始めると、毎日が楽しくなります」の言葉の中には、
「健康に生きる手助けもしてくれます」という意味が含まれているのかも知れません。





俳句ポストに2回目に投稿した句も、ありがたく入選作品に選んでいただけました<(_ _*)>

兼題は「山笑う」で、これまでの人生で出会ったことのない言葉でした💦


山笑う:春の山の草木が一斉に芽吹きはじめ、動物たちも動き出して華やかになった山の様子を表す季語



季語の意味を知ってから、ベランダから遠くの山を望んでみると、
本当に、穏やかに笑っているみたいでした。




投稿は4月で、ちょうどその頃、心にかかることがあり、鬱々としてしまうこともあったのですが、春の山の大らかさに元気づけられました。



【気にするな あなたの人生だと 山笑う】



投稿した句です。
またまた五十五の字余りになっています💦 
これは3月に投稿した句の選考結果がわかる前(=夫に字余りを指摘される前)に4月の投稿をしてしまっていたためで💦、すごく反省して、この後の5月投稿の句は、五七五を遵守しました^^;




誰しも、生きていれば、苦しいこと、つらいこと、いろいろあると思います。
でも、そのぶん、「俳句のタネ」が増えたと思えば、涙も苦労もムダではありません。
むしろ、トクした気分になりますよ。


男前な夏井いつき先生の言葉です♪



まだまだ私は、「トクした」と思えるレベルには手が届きませんが^^;、
でも、確かに、活力をもらってるな・・という感覚があります。




今月の兼題は、南風(みなみ)です。

南風:夏の季節風。南から吹く、あたたかく湿った風である。南風と書いて「みなみかぜ、みなみ、なんぷう」などと読み方が様々ある。




そうか・・・
梅雨の湿った空気の中を流れてくる風を南風と呼ぶのか・・・と、また一つ勉強しました。
今季はまだ南風を体感していません。
南風に吹かれて私は何を感じるのか・・・楽しみです♪



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