プライドが試される。

プライドが試される。








席を譲られること・・・・皆様はもう経験済みでしょうか?

私は、ヘアカラーを止めてから、2度体験しました。
どちらも電車の中で、
記念すべき(?笑)初体験は、30代くらいの白人男性が「ドーゾ・・」と席を立って下さいました。

正直、感謝と言うより、「え”?! 私なの?」という驚きと恥ずかしさが混ざったような感覚にドギマギしてしまって^^;、多分、赤面していたと思います💦


60代という年代は、「してあげる」側から、「してもらう」側への転換期・・・(-_-;)


よくボランティア精神についても語られることですけれど、
「してあげる」側は、何かを施すことで満足感を得ることができますが、
「してもらう」側は、施されたことは確かにありがたいのだけれど、一方、施されたことによる劣等感や罪悪感を抱きがちです。


私が電車の中で感じたドギマギ感を、冷静に分析すると^^;
・とうとう「お年寄り」側に分類される時がきたのだ・・・というショック💦
・実際は、がしがしウォーキングしてる元気な63歳なのに、席を譲ってもらったという申し訳なさ。
が混ざったものだったのだと思います。


この先、加齢とともに、どんどん「してもらう」機会が増えるであろうことを思うと、
電車の中で感じたドギマギ感は、今後もずっとついてまわるものなのか・・・
あるいは、そのうち消失しちゃうものなのか・・・

ずっとドギマギし続けるのもしんどいけれど、
だからといって、当たり前のことのように受け入れる自分は嫌だな・・・


などなど、考えていた昨夜、
随分前に読んだ 梨木香歩さんの「雪と珊瑚と」の中の一節が頭をかすめ、改めて読みなおしました。

*****

私が昔、ローマに赴任していたとき、貧しい人たちの住む地域に、寄付された服や食料を定期的に運んでいたことがあったの。
そこにいた一人暮らしのおばあさん、ジュリアーナ。
私が持っていくものを、まるで薔薇の花束を受け取るように、にっこりと、優雅に、両手をこう、振り絞って・・・
まあ、ありがとう、って受け取るの。

私は、いつも、自分が極上のプレゼントを差し上げたような気持ちにさせてもらったものです。
それは、ジュリアーナの、私へのねぎらいだったの。
ジュリアーナは、私が彼女のプライドを気遣っていることが、分かっていたのね。
ちょっとやそっと「施された」くらいで、ジュリアーナのプライドはびくともしないのよ。
私を気持ちよくさせることが、彼女の「施し」だったのかもしれない。

*****


読み終えて、深呼吸しました^^;
生涯の中で、自分のプライドが真に試されるのは、きっと、これから なのです。

まるで薔薇の花束を受け取るように、ありがとう・・と「施し」を受け取ることで、
「ねぎらい」をお返しする。

心に留めておこうと思います。




・・・・昨夜は、我が家定番の鶏団子(鶏ひき肉+生姜微塵切り+葱微塵切り+酒少々+醤油少々+片栗粉少々)を入れた鶏出汁鍋がメインの献立でした。
好物の白ネギと春雨もたっぷり入れました。

時々、「春雨は実は糖質やカロリーが高いのでは?」という評価を目にします。
確かに乾燥した状態ですと、グラム数あたりの糖質やカロリーは高めになりますが、
水分を吸ってぐぐぐっと膨張しますので、結果、麺類と比べると、糖質もカロリーも低めです。
糖質制限・カロリー制限をされている場合は、鍋の〆に麺類を入れる代わりに春雨を用いることをお勧めします♪



もう一品は、鮭の西京漬けでした。
添えているのは、KALDIで購入した【万能きざみ生姜】(瓶詰)です。
ご飯に混ぜておにぎりにしたり、カレーに添えたり、焼き魚に添えたり、大活躍してくれる逸品です^^



ランキングに参加しています。
クリックしていただけると嬉しいです。
  ↓

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 心地よい暮らしへ
にほんブログ村