ロストバゲージからの・・・

ロストバゲージからの・・・







4月27日から7泊8日でバルセロナ~マドリードを旅して、昨夜帰宅しました。

今回の旅行では、出発早々からトラブルが続発して💦、




先ず、行きは、関空→香港→フランクフルト→バルセロナと、飛行機を3便乗り継ぐスケジュールだったのですけど、



最初の関空→香港便の出発が大幅に遅れることがわかり、それだと、次の便の乗り継ぎに間に合わない可能性があったので、フライトを変更して、別便に乗ることにしました。



そのおかげで乗り継ぎはうまくいったのですが、いざ香港国際空港を離陸・・・という段階で、エンジンのオイル系統に不備があることがわかり、私達乗客は機内に乗ったまま、そこから3時間かけて修理が行われ💦、
結果、3時間の遅延になり、3番目に乗るはずだった飛行機に間に合わず💦、
フランクフルトからは別便でバルセロナに飛びました。



そして、機内で、夫と、「荷物、ちゃんと積み込みされてるかな💦」と心配していた予感が当たり><、
見事に!>< ロストバゲージしました💦




「BaggageLost」の表記のあるカウンターへ行って、紛失証明書を発行してもらったのですが、
担当してくれた空港スタッフが両耳にピアスを付けたお兄ちゃん^^;で、



心の中は、「頼りないなぁ・・ 大丈夫かなぁ・・ 荷物出てくるのかなぁ・・」と不安でいっぱいで、
「紛失したのはキャリーケース2個で間違いない? 特徴を教えて。」
と、語尾が巻き舌の^^;スパニッシュイングリッシュで聞かれた際も、大きさや色を伝えながら、
私達のつたない英語がどれだけ通じてるかなぁ・・と心配で、でも、



その時、は!っと、私のiPhoneに、今回私が運ぶ小さめのキャリーケースを購入した際に、以前から使っていた大きなキャリーケースと2つ並べて撮った画像があったことを思い出して(別ブログにアップするために撮っていました♪)、
「これ!この2つなの。」と見せたら、



「パーフェクト!」と頷いてくれて(笑)、
「今夜か明日中に、泊まってるホテルに届けられると思うよ。」と請け負ってくれたので、



「本当に? 最長で明日中に、誓って届く?」と念押ししたら、
「・・・もし届かなかった場合は、ここに連絡して。」と、電話番号を渡されました。(なんだか不安・・・)




空港を出てタクシーに乗る際も、
宿泊先のホテルに到着した際も、



「あれ?荷物は??」と聞かれて、



「ロストバゲージしたんです~T_T」と伝えると、すごく同情してくれましたT_T




特に、ホテルでは、ドアマン、ベルボーイ、チェックインカウンター、コンシェルジュ、とそれぞれのスタッフの方たちが、「大丈夫。きっと届くから。」と慰めてくれて、



とりあえず、着の身着のままで、予約していたピカソ美術館へ行き、夕刻ホテルに戻った際にも、
ドアマンが、「お帰りなさい。残念だけど、荷物は届いてないよ・・・」と一緒に落胆してくれて、



その後、仕方なく、ラフなスニーカースタイルで予約していたディナー付きのフラメンコショーを観に行く私達を、
「きっと、戻ってきたら荷物は届いてるよ。」と激励して送り出してくれました。





フラメンコショーを観終えて、夜半にホテルに戻ると、日中とは別のホテリエがフロントデスクにいて、
「私達の荷物のこと何か聞いてる?届いてるかな?」と聞くと、



「ちょっと待ってね。ベルボーイに確認してみますね。」と内線してくれて、
「嬉しいお知らせです! つい先ほど、ベルボーイがお客様の荷物を2つ、お部屋に運んだそうです。」
と、満面の笑顔で伝えて下さって、私が、思わず、日本語で「マジで?!やった!」と声を上げて、ハイタッチの手を上げると同時に、彼女も手を上げて、ハイタッチしてくれました。笑




部屋に戻ると、この子達^^が、ちゃんと待っていてくれました♪
思わず、「どこ行ってたの?よく帰ってきたねぇ・・」と抱きしめました。笑




↓こちらの画像の左端に写っているお二人が、慰め、励ましてくれた優しいドアマンさんたちです^^





チェックアウトする際、記念に一緒に写真を撮ってもらおうと思っていたのですけど、
朝10時にホテルを出て空港へ向かう必要があったのに、その時間帯にフロントデスクで、某国の旅行者が「予約した内容と違う」と、延々クレームを言い続けて💦、
待てども待てども、チェックアウトできそうになく💦、




気をきかせてくれたコンシェルジュが、「やったことなくて慣れてないんだけど・・領収書のプリントアウトもできないから、手書きでもいい?」と言いながら、チェックアウトしてくれて💦、ドアマンのお二人がタクシーをキープしてくれて、
ぎりぎりでの出発になって、記念撮影のチャンスを逃しましたT_T





最初は災難からスタートした旅行でしたけど、
旅行の最中は、幾度も、現地の方たちの優しさを感じて、心が温かくなりました。





今回、スペインを旅行先に選んだのは、



生前、父に、「もう一度行ってみたい所はどこ?」と尋ねたら、
「・・・スペインかなぁ・・」と答えたのですが、



それから半年せずに父は亡くなってしまって、今の私はあの時の父の年齢を超してるんだなぁ・・と気付いて💦、父を連れてスペインへ行こう!と気持ちが動いたからです。



父だけ連れていくと母が寂しがるだろうし、父と母だけ連れていくと弟が寂しがると思って、
結果、三人の写真を同行(?)しました。



バルセロナの次に訪れたマドリードの宿では、
宿泊2日目にお部屋の掃除に入ったスタッフのかたが、ベッドサイドテーブルに置いていた父、母、弟の写真の傍に、赤い薔薇の花を飾ってくれていました。





客室は、モノトーンで統一されたクールなインテリアで、ガラスの花器ももちろんなかったのですけど、気を遣って下さったのだと思います。



赤い薔薇が、「ようこそ、またスペインへ。」と父を歓迎してくれているみたいな気がしました。



父が「もう一度行ってみたい。」と言ったスペインは、
私にとっても「もう一度行ってみたい。」国になりました。




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