一体何が苦手なのか?

一体何が苦手なのか?











昨夜、馴染の小料理屋さんで、女将愛用のお猪口を私が金継ぎで修繕したことが話題になって、



常連の好青年シゲちゃんから、「器用なんですね~!」と言われたので、




「とんでもない💦 私は手先が不器用で、裁縫も、絵を描くことも、本当に苦手で、長襦袢に半襟付けるのだって、半日かかっちゃう人なんですけど、なぜか、金継ぎだけは、『できる気がする!』って思ったんですよ・・」と答えたら、



熱血警察官で、柔道の達人でもあるシゲちゃんが、
「それ大事です。『できる気がする!』は、間違いないです。」と、親指立ててグッ!のサインをしてくれました。




無事、洩れなく^^、お酒が飲めるようになった金継ぎ初作品のお猪口♪
女将から、お礼に・・・と、地元の酒造が立春の朝に絞った祝い酒をご相伴させていただきました。






教育者であり作家でもいらっしゃる鳥羽 和久さんが、


例えば体育が苦手だと感じている子は「私は体育が苦手だ」と苦手の全体化をしやすい。
これは自己防衛的な反応として正当なものだが、でも実際には体育全体が苦手な子は少ない。
こういう「苦手の全体化」に対する手当ては学生時代に留まらず、成人した後でもやったほうがいい。



と、警鐘を鳴らしていらして、
私はまさに、「手先が不器用だから」と総まとめにすることで、
この「苦手の全体化」をしちゃってたのだなぁ・・・・と反省しました。




今回、『金継ぎならできそう!』と閃いたことで、「手先が不器用・・だと決めつけて、全てをあきらめてたけど、細かい作業の中にも、得手不得手があるのだ」ということに気付くことができました。





実はもう一つ、最近発見したことがあって、
やはり長い間ずーーーっと、「私は掃除が苦手」だって思っていたのです。
家事のうち、料理と洗濯関係はokだけど、掃除は嫌だなぁ・・って。




でも、それは、「掃除全体」を嫌なのではなくて、「掃除の際に、重い家具を動かすことが嫌」だったことに気付きました。



引っ越しを機会に、夫は残業のない勤務形態に変わったので、
家具を動かす必要のある掃除は、夫が夕方帰宅した後に、手伝ってもらいながらすることにしたら、全く苦ではなくなりました^^;





「手先が不器用」も「掃除が苦手」も、鳥羽和久さんがおっしゃるところの「苦手の全体化」から生まれた自分への誤解で^^;、
そのせいで、何年も何十年も、損してた気がします。




そういう、もやっと「嫌い」なイメージがついているものって、
一体全体、ピンポイントでは何が嫌なのか・・を追求してみると、
案外、「え?たったこれだけ?」くらいに狭い範疇に限られて、あとの部分は「結構好き」に傾いてくれるかも知れません。




皆様も、ぜひ、ご自身の「苦手」について、「で、それの何が嫌なの?」と自分の気持ちを問い詰めて(笑)みて下さい♪
「苦手」は少ない方が、この世は楽しみやすいから^^





↓今日の仏花。
お仏壇にお花を飾ることも、下手で、苦手で、毎日が試練だったのですが💦、
それはなぜか・・・と言うと、「仏花」で検索して出てくる画像のように活けることができない・・という劣等感が根底にあるからだ・・とある日思い当たりました。

それからは、「お手本」は頭の中から消して、自分基準に変えることにしました♪
今日は「こんなんできました(笑)」盛り盛りと勇まし過ぎるかな・・・^^;
季節を早取りした紫陽花がポイントです♡




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