一心同体じゃないから

一心同体じゃないから






9月3日



昨夕から夫が発熱し、
夜には38度6分まで上がった。



気分爽快!とはいかない毎日にも慣れて、
「体がだるいのは飽きた~・・」と、文句を言いつつも、それなりに日常を楽しめる状態が続いてくれれば・・・と願っているけれど、



なかなかそうは問屋が卸してくれないらしい><




これまでの夫は健康な人だったから、たまに熱を出しても、風邪かな?くらいで、それほど心配することもなかった。



今は、夫の体の中で何が起こっているんだろう・・・と、不安でしかたない。



私は夫より数段、痛みに強いし、我慢強いから、
夫婦は一心同体だというのなら、たとえば、手を繋いだら、夫の痛みや苦しみの半分が、私の体の中に移行するべきなのに!と思う。



「そんなこと、考えてたって仕方ないよ。
あなたの体力を温存するために眠りなさい。」
と、心の中の大谷翔平さんが諭してくれたけど、



それでもなかなか眠れず、『街とその不確かな壁』を最後まで読み終えた。


私は目を閉じ、時間のことを思った。
かつては・・・たとえば私が十七歳であった当時は・・・時間なんて文字通り無尽蔵にあった。
満々と水をたたえた巨大な貯水池のように。
だから時間について考えを巡らす必要もなかった。
でも今はそうではない。
そう、時間は有限なものだ。
そして年齢を重ねるに従って、時間について考えることがますます大事な意味を持つようになる。
なにしろ時は休むことなく刻み続けられるのだから。




物語の終盤で出会った一文。


有限な時間を、自分らしく過ごしたい。
願いはそれだけなのに、
夫の体調が崩れるだけで、
心の中の大谷さんの助言さえ耳に入らないほど動揺する><


軟弱すぎる。




夫の今朝の体温は37度4分まで下がっていた。
お昼に冷や素麺を一人前食べきってくれた。



私は、8月にMANA FARMから届いたロロンかぼちゃと、
母の命日(6月30日)に、母が生前仲良くしていただいていたKさんが届けて下さった家庭菜園で育てたジャガイモの最後の3個を使って、ニンニクをいっぱい入れたカレーを、次女が育てた玄米にかけて、お腹いっぱい食べた。








私が持つ軟弱さは、これまで、夫の健康に守られ、ゆるされてきたものだ。
この先は、そんな弱さは通用しない。



育てた人の「いのちの時間」の結実である ありがたい食材を、自分のエネルギーとしていただいて、先ずは体力から、強い私を構築していこう。



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