今日

今朝起きたら、夫の体温が36度台に下がっていた。

元来、体力のある人なので、肺炎はねじ伏せたようだ。

月曜日の再検査まで、今日・明日は、服薬して安静に過ごす予定だったけれど、

最寄りの公園の紫陽花を観に行きたいというので、
疲れない程度に、小一時間外出した。

ふわふわのスモークツリーも満開（？^^;）だった。

公園近くの、古民家を改装した焙煎珈琲のお店で一休みして、
夫はマンデリンコーヒーとチーズケーキ、
私は水出しコーヒーとシナモンスコーンをいただいた。

夫に、
「病気に乗っ取られないで、あなたらしく、私達らしく、生活しようね。」
と言うと、
「よろしくね。」
と言われた。



母の晩年、
母と私達夫婦で出かける度に、


母が口癖のように、
「ミモザを観るのも、これが最後かもねぇ・・」
「ここに来るのも、これが最後かもねぇ・・」
と、シミジミしてしまうので、


その都度、
「そんな縁起でもないこと言わないで。また来年もミモザ観よう。」
「またきっと来れるよ。」
と元気づけていたけど、

あれは、見当違いだったなぁ・・と、今はわかる。



あの時母が欲しかった言葉は、
「たとえ これが最後だとしても、十分に楽しんだなぁ・・・と思えるくらい、今日を楽しもうね。」
だったのだと思う。



今日、夫と二人で観た紫陽花は、まだ咲き始めだったけど、
すごく綺麗だった。
目に焼き付けた。



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