内と外。

内と外。









今日は節分。
豆まきしたり、恵方巻食べたり、皆様それぞれ、邪気払いをされたことでしょう♪




「鬼は外、福は内!」って、掛け言葉、
漠然と、家の外内・・っていう風に捉えていましたけど、




家っていうより、自分が守るべき領域を指すのかもしれないな・・って思います。
自分が心から安心していられる領域。




野生動物だと、ナワバリになるのかな・・?
そこを侵害しようとするものがいたら、例え鬼であっても、豆ぶつけて追っ払うぞ!っていう。




私達の平穏な日々は、
「ここは自分にとって内側の場所だな。」「この人は私の内側にいる人だな。」って、思える場所や人があってこそ成り立っているのだと思います。





少し前に読んだ芥川龍之介さんの逸話に、


芥川龍之介の二男(多加志)がまだ小学校に上がらない頃の事。
学校に出かける長男の真似をしてノートや鉛筆などを風呂敷に包んで「学校に行く」ごっこを始めた。
普通、風呂敷は表を外にして包むが、表を中にして包んでいる二男を見て芥川が「それは違うよ、表が外だよ」と言うと二男は「お父さん違うよ、表を中にして包むと開けた時にきれいでしょ」と答えた。
その答えに感銘を受けた芥川は「この子は我々夫婦には育てきれないかもしれない」と妻に言った。
妻は「親馬鹿のようですけれど」と思ったという。



というエピソードがあって、


この話も、内と外の話なのですけど、


なんだか神髄を突かれた気持ちがしました。



内側にこそ気を遣い、内側を美しく保つことに重きを置くべきだと、
幼い多加志くんは、見抜いたのでしょうねぇ・・・




↓こちらは、ここ数年、節分の日に作った巻きずし。












皆様の内側が、「心ある人」の棲む 安全で穏やかな場所であり続けますように♪



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