嘘









2月19日



昨夜は、今年になって初めて(約3ヵ月ぶりくらい?)お料理好きなバーデンダーさんのお店に行った。


「お久しぶりです! 今日は、飲まれますか?召し上がりますか?」
と訊かれて、
「食べます♪」
と答えたら、
いつもどおり、スタンドバーの「おつまみ」の概念から外れた^^;、お料理が運ばれてきた💦










鰯のマリネ、スクモエビのコンフィ、辛味ソースで食べる豚の野菜巻き、牡蠣グラタン、鴨のローストと、全て美味しかったけれど、
特に、オレンジバルサミコソースと鴨の相性が素晴らしかった。




私達以外にもう一組、若いカップルがカクテルを飲んでいて、
バーテンダーさんとの会話から、
男性がお店の常連さんらしく、新婚の奥様を初めて連れてこられた様子だった。


奥様が、「なにか果物のカクテルを飲みたいです。」と、お代わりを所望され、


バーテンダーさんが、
「ポンカンはお好きですか?」
と訊くと、
「はい。大好きです。」
と答えられ、


「それなら、今日は、実は、1個6万円のスペシャルポンカンを入手したので、ご結婚祝いに、そのポンカンでカクテルを作りましょう!」
と、冷蔵庫からポンカンを出して果汁を絞り始めた。


ご主人が、
「え?!6万円?だったら、一杯いくらするカクテルなの?」
と、笑いながら尋ねると、


「本当は一杯10万円いただくんですけどね。今日はお祝いなので、おごりです。ポンカンの粒々残してるんで、食感を楽しんで下さい。」
と、綺麗なオレンジ色のカクテルを奥様の前に置いた。


「やった! 10万円のカクテル!」
と、奥様はとても嬉しそうだった。



平たく言えば、「嘘」なんだけど^^;、
でも、こういう、互いに「嘘」だとわかってながら、互いに楽しめる「嘘」っていいなぁ♡と思った。(そして、年上の私達にはいつも礼儀正しいバーテンダーさんが、若いカップルに対して示された茶目っ気も、いいなぁ・・と思った。)


ますます、お店のファンになった♪



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