2024年7月21日

失ってはいない。

【7月20日】

来週末に出かける旅行のお土産品を調達しに、
獺祭ストア本社蔵を訪ねた。

建築家・隈研吾さんのデザインによる木と和紙で作られた店舗と、柔らかな流線を描く橋。

心解ける景色♪

精米歩合が異なる日本酒の飲み比べセットと、スパークリング酒を数本、車のクーラーボックスに収め、

帰り道にブルワリーに寄り、クラフトビールを買い足した。

その際、昨日初めて動かしたというジェラートマシーンで作ったミルクジェラートを、
オリジナルのレモンビールにトッピングした「アイスビール」を試飲させていただいた♪

爽やかなレモンの酸味を、なめらかなミルクジェラートが包む甘すぎない大人のクリームソーダ♡美味しかった～♡（夫は運転手で飲めず^^;）

【7月21日】

プールの授業が終わったあとの国語の授業のときに開けてる窓から入ってくる風が一番好きな種類の風なんだけど、その風にはもう一生会えないのかと思うととても悲しいです。
みんなからほんのり塩素の匂いがして、何人かは疲れて爆睡していて、たまに風が窓際の何人かのノートをバラバラめくってきて、朗読の声がスッと響いていたあの時間は世界でいちばん穏やかな場所だったと思う。

『自分が書かなければ、おそらく誰かが書く日記』との注釈で、Xのタイムラインに流れてきた投稿。

ほんとだ。
私にも同じ夏の日があった。

そして、おそらく、今、このブログを読んで下さっているあなたにも・・・

「その風にはもう一生会えない」と描写された風のように、

時の経過とともに、二度と出会えなくなる風景や、体感がある。

それらは、普段は、思い出すこともないほど遠い記憶になっていたりするけれど、
でも、

こうして、何かのきっかけで、あの夏の日をたぐりよせると、
眠気を誘う優しい風や、独特の塩素の匂いまで、驚くほどリアルに蘇る。

私の中には（あなたの中にも）、

会えなくなった大切な人達だけでなく、

会えなくなった風や、
会えなくなった匂いや、
会えなくなった風景がある。

会えないけど、失ってはいないものたち。