怪物。

怪物。










今年も、大好きな林檎= JAZZ に出会えました^^


生前母に、「甘酸っぱくて、シャリシャリして、すごーく美味しい JAZZ っていう林檎、知ってる?」と尋ねたら、


「知らないわ。ママは秋映が好き。」って言ってたっけ。
秋になったら、秋映をお供えしよう。


今日は、一足(二足?^^)早く、ニュージーランド産の JAZZ を♪^^











昨日は、是枝裕和さん監督の映画「怪物」を観ました。
音楽を、故・坂本龍一さんが担当された・・ということもあり、どうしても映画館で鑑賞したかった作品です。




人は、「自分に嘘をつくことなく、まっすぐに生きている」つもりであっても、
否応なく、誰かを傷つけてしまうこともあるし、

逆に、まっすぐに世界を見ているつもりでも、知らぬうちにバイアスがかかってしまうこともある。




むしろ、「自分はまっすぐ生きてるし、素直に世の中を見渡している」と、
自分の生き方に自信を持っている人ほど、「誰か」にとっての怪物になってしまいがちなのかも知れません。




対「人」・・だけじゃなく、「自分自身」に対しても、
良く生きようとすればするほど、自分の中にある(自分にとっての)邪悪な考えが許せなくて、
自分をモンスターみたいだ・・と思ってしまうこと・・・・  私も経験あります。




なんでもないように過ぎていく日々の中で、
なんでもないような顔で過ごす私達の、外に、内に、巣食う怪物。




でも、「怪物ありき」なのだと覚悟を決めてしまった人は、
「怪物なんていない」と信じたい人より、ワンアップ、逞しく強くなれるのだろうと思います。




そして、たとえ自分が誰かにとっての怪物だとしても、自分の中に怪物を見たとしても、
誰かを怪物みたいだと思うことがあったとしても、
いつか、もう一度、人間に変化(へんげ)する可能性を信じていたいと思います。








坂本龍一さんが奏でるピアノのように、切なく、優しい作品でした。




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