打ち消し。

打ち消し。










人間の脳は、「不要である」と判断した感覚や思考を「打ち消す」処理をするらしいのです。



たとえば、


くさい匂いも、最初は「くさい><」と思っても、ずーっと嗅ぎ続けてると、くささを感じなくなるのは、新たに漂ってくるかも知れない匂いに、常に敏感でいるため。


自分で自分をくすぐっても、くすぐったくないのは、「これは自分で自分に触れている感覚だから、安心してよい」と判断したため。
     



「自分自身を守る」ために五感を働かせる・・ことが、脳にとっての優先順位の一番なので、
「あ、これはもう気にしなくていいやつ・・・」「気にしても仕方ないやつ・・・」
と判断すると、鈍化させ、打ち消してしまうのです。




***
子どもは見るもの聞くものすべて新鮮で、驚きに満ちあふれている。
ところが大人になると、道端の石ころは見慣れた景色の一つになり、気にも留めなくなる。
これも、変化に敏感になるための「打ち消し」処理の一つなのかもしれない。
しかし裏返すと、「打ち消し」処理されてしまうと認識できなくなってしまうことを意味する。
観察しようとしても、感じてるのに感じない、ということになりかねない。
*** 
___農学博士・篠原信さん『変化のない感覚や思考は「打ち消し」』より






一人の人間の命令で、多くの人間が平和に暮らしていた街並みが、一瞬のうちに破壊されてしまう。
そんな愚かなことがあって良いわけはない。



連日繰り返される報道に、怒りや、悲しみの感覚が鈍化していくことがないよう、
自分の脳に、「これは、決して 打ち消しちゃダメ!!」と、強く言い聞かせています。





・・・昨日の昼食。

昨日も夫は帰宅が遅くなる予定でしたので、
昼食時に、「一人ひな祭り」をしました。

とはいっても、前夜のおかずの残りを、小皿に分けて盛っただけの、
なんちゃって雛膳です^^;



箸置きだけ、桃の節句バージョンに♪
桜餅の香りのズブロッカを、お猪口に一杯だけ呑みました。



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