濁したっていいじゃない。

濁したっていいじゃない。












「立つ鳥跡を濁さず」という言葉は、

立ち去る者は、見苦しくないようきれいに始末をしていくべき、
引き際は美しくあるべきだ・・

という美徳を表す言葉として使われます。





けれど、この言葉を、自分都合で拡大解釈してしまうことってありがちだなぁ・・・と思います💦





以前の職場で、若い社員の女の子と年配の男性パートさんがもめたことがあり、

その場でパートさんが、
「お世話になりました。辞めます。これ以上ご迷惑をかけたくないので。」
と帰り支度を始め、

女の子が、
「待って下さい。ちゃんと話し合いましょう。」
と引き止めたところ、

「いやいや、立つ鳥跡を濁さず・・ですよ。」
と出て行ってしまわれたことがありました。



突然の成り行きに、唖然として見送りながら、
いやいやいやいや、違うでしょ。それ。と、心の中で総ツッコミしてました+_+;





なにか問題が発生したときに、その問題はそのまんまそこに置いて、
自分がその場から「消える」ことで、自分側だけの解決を図るやりかたって、



一見、 自分が退いた・・・ 相手を思って自分が引くことで事態を収拾させた・・・
みたいに見えますけど、


実態は、「面倒なことを丸投げして逃げた」ってことに過ぎないのだと思います。





お正月に三女にあったとき、母のことを愚痴ってしまいました。
三女から、
「それ、私に言うんじゃなくて、ママ(←三女にとっては祖母にあたる母を、母の希望で^^;こう呼んでいます)に直接言いなよ。ママは本音を言う人だから、わかりやすいけど、お母さんは言わないじゃない。それぞれが本音を言わなきゃいけないことってあると思うよ。」
と諭されました。



確かに、私も、体はそこにあっても、心は逃げてたんだと思います。
病床の母の心を乱したくないから・・・と自分本位の言い訳をして。






今朝のカムカムエヴリバディ・・・

「また何もかも投げ出して消えちゃうだろう。お母さんはそういう人。」
と呟く るい の悲しみが刺さりました。


残された者が引き受ける虚しさに比べたら、
自分が留まりつづけることで起こるいざこざや濁りなんて大したことじゃないのだ・・・・と、
ひなたと一緒に、安子を追っかけたい気持ちでした。






・・・・琵琶ソーダ。

昨夜は夫の帰りが遅く、夕刻、軽食を兼ねたちょい呑みをしました。

缶詰の琵琶+スプマンテ♪
フルーツ+炭酸酒の美味しい季節がやってきました^^





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