生きかた。
【自分の人生を長くする】
1月最終週の月曜日に出会った言葉です。
時が過ぎ去った。賢者はそれを記憶の中に包み込む。
『人生の短さについて』(セネカ/中澤務訳)
時が、今ここにある。賢者はそれを使いこなす。
時がやってくるだろう。賢者はそれを予測する。
賢者は、すべての時をひとつにつなげる。そうやって、自分の人生を長くするのである。
これに対して、過去を忘れ、現在をおろそかにし、未来を恐れる人たちの生涯は、きわめて短く、不安に満ちている。
この哀れな人たちは、死が間近に迫ってから、自分が長い間ただ多忙なばかりで、なにも意味のあることをしてこなかったことに気がつく。しかし、そのときにはもう手遅れなのだ。
今朝読ませていただいた 古賀史健さんの note に紹介されていました。
一見、難しい言い回しに思えますが、噛み砕くと、
オギャーと生まれて、今まで生きてきた自分の記憶と経験を味方に、
日々、「残りの人生の最初の一日である今日」を、思いっきり味わって行こうぜ!
ってことなのかな・・・^^って思いました。
先日、この地でお友達になったY子さん(私より8歳年上で、ご主人、ご両親と、続けて看取られ、現在は一人で暮らしていらっしゃいます)に、
「時々、マスターとお話ししに来るのよ。」とおっしゃるバーに連れて行っていただきました。
私達以外にお客さんはいなくて、
70代後半くらいのご年齢のマスターは、私達にカクテルを作ってくださった後、カウンターの横に置いてあるピアノで、バラードを弾き始めました。
「ジャズが好きで、若い頃はピアノ弾きだったんですよ。
でも、ピアノじゃ食っていけなくて、店開いて、細々と楽しくやってますよ。」
と優しい笑顔のマスターと、
「良いお店でしょう?ここへ来て、一杯飲んで、お話したりピアノを聴いたり・・・」
とやっぱり優しい笑顔のY子さんに、
なんか、人生の先輩が優しい時間を過ごしてる様子を見るのはいいなぁ・・と、つくづく感じました。
だから、私も、残りの人生の一日一日を、「今日も良い日だったよ!」と、後輩に笑って示せるような生き方をしたいなぁ・・・って思いました。
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