秋と「みんな必ずいなくなる」
9月23日
雨が上がった連休最終日の今日は、お墓参りをした。
お墓へ向かう途中に見える海は、群青色をしていた。
夏には見ることのなかった深い色。
秋になったんだなぁ・・・と実感した。
お墓の上の空も、高く澄んで、
もう夏の空じゃなかった。
昨日までが、あまりに暑かったので、彼岸花はまだ咲いてなかったけど、
道端には、オレンジ色のコスモスが群生していた。
自宅に戻り、お仏壇に、改めて、手を合わせた。
お供えは、
おはぎの代わりに、母の好物の酒粕饅頭♪と、
父が好きだった林檎を。(甘くておいしい「黄王」が手に入ったので^^)
夕刻の空も、夏とは違う茜色に染まっていた。
お仏壇とお墓を守るようになって、
「みんな必ずいなくなるのだ」という、自然の摂理が、
いつも頭の片隅にある。
それは、悲観的な気持ちじゃなくて、
「どうせみんな、いなくなる同士なんだから」っていう、前向きな仲間意識が主で、
傷つけあうのはやめようよ・・・
とか、
いなくなる前に、それぞれが、自分に残された時間を楽しむことを、皆で尊重しようよ・・・
とか、
そんな風な、
穏やかで柔らかい気持ちだ。
人に対して、怒らなくなったし、自分自身にも甘くなった。
そして、私達がいなくなった後も、ずっと「ここ」に い続ける自然に対する畏怖と憧れも強くなった気がする。
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