穴を開ける。
干し椎茸をくれた友人から、昨日電話があり、
「アヒージョにして食べても美味しいよ!」
と教えてもらったので、
戻していた椎茸を使って、夕刻のチョイ呑みのお供に、椎茸のアヒージョを作りました。
最近、夫の帰りが遅い日の、夕方の一人呑みが習慣になりつつあります💦
(ビールもワインも、グラス一杯まで・・・のマイルールで♪)
グラス一杯のワインを、時間をかけて飲みながら、再び、「箱」のことを考えていました。
私自身、
若い頃は、
ムチャやってみたり💦
目の前の面白そうなことに飛びついてみたり、
自分の奔放さに、ちょっと「ひいて」しまうエピソードもありつつ^^;
でも、きっと、それは「通るべき」若さの特権で、
右肩上がりに広がり続ける自分の可能性を武器に、
「この世はいかようにもなる!」と、ものすごく漠然と未来を夢見ていました。
そして、その時期に、自分の琴線に触れる あれこれに、首を突っ込んでみたことが、
いわゆる「人生経験」となり、
「結果、これじゃない・・って、あの日あの時、気付いたよね、私。」
と、「いかようにもならんこと」の存在や、「そっち行くと後悔するよ」な存在があることを学びました。
その学びのおかげで、「行きたい未来」への焦点が、徐々に絞られ、
ここまで進んでこれたのだと思っています。
でも・・・、実は最近になって、この「行きたい未来」が、どんどん近距離設定になってるなぁ💦・・・ということに気づきました。
「今」と「未来」の距離感は、加齢とともに近くなり、やがて、「今しかなくなる」。
「箱」の正体は、この「今しかなくなった感覚」なのだろうと思いました。
「今、ここ」に集中し、「今」を充実させることは、とても大切なことだけれど、
それはあくまでも、今が繋がる未来を楽しみにできるからで、
未来が切り離された「今」だけの世界は、どれほど空虚でつまらない世界なのだろうと思います。
これからは、母の体調をふまえ、「先の約束」は控えようと思っていましたが、
それは、大間違いだ!と悟りました。
ほんの少しでもいいから、未来へ繋がる穴を、箱に開けなきゃ!と、
さっそく母に電話して、「また今度の日曜に行くね。楽しみにしててね。」と伝えました。
「わかりましたよ。9日ね。」と言った母が、
「今だけの箱」に開いた穴から、日曜日までの未来を覗いて、「箱の外」があることを、
思い出してくれるといいな・・・と思います。
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