置き土産

置き土産




昨日、夕刻、友人二人と待ち合わせして、灯ろう流しの供養をした。


三人とも両親は他界し、一人の友人は、ご主人も看取られ、


川面を流れていく灯ろうに向かって、「また来年ね~!またね~!」と、大きく手を振って見送った。



私は、去年が母の初盆だったので、「自分が仕切るお盆」は今年が2回目で、
中森明菜ちゃんの『セカンドラブ』ならぬ『セカンド盆』で^^;、

♪~盆も二度めなら~・・少しは上手に~・・♪ 立ち回れるかな・・と思っていたのに、

今年は諸事情で、夫と二人で家守するお盆になったことも重なり、

「ちゃんと迎えて、もてなせたのかな・・^^;」と、ずっと心細い気持ちだったけど、

お月様の下を、ゆらゆら揺れながら流れていく灯りを見ていたら、


ふいに、
父も母も弟もご先祖様たちも、皆、安心して、あちらの世界へ戻って行くんだなぁ・・と確信できて、ほっとした。









会場までは、夫の運転で移動し、
臨時駐車場の敷地内のどこに車を停めるか・・・で、夫と私の見解が分かれ^^;、
小さな諍い(?笑)をしていたら、


ご主人を亡くされた友人に、


「あのね、、、そんなこと、どーーでもいいのよ。車をどこに停めるかなんてことは、どーーでもいいことなのよ。私も、いっぱい口喧嘩したけど、今思い返すと、あれもこれも全部、どーーでもよかったのに・・って思う。ずっと仲良くしてたら良かった・・って思う。」


と諭された💦



私の中には、今も、父や母や弟に、言ってしまって後悔したことや、伝えないままで後悔したことが残っている。
「二度と会えなくなる日が来る」ことの覚悟ができてなかったせいだ。



そんな私に、
ご先祖様たちが、友人の言葉を介して、大事な置き土産を残していってくれたのかも知れない。



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