背景

8月23日
昨夜は、孫のハーフバースデー(生後6か月)を遠隔で祝うつもりで^^、
ワインバルで軽く飲んだ。
マスターがご自宅で育てている国産ワイン用のぶどう(小公子)がカウンターに飾らていた。
「ブルーベリーみたいに小さな房なんですね~!ぶどうじゃないみたい。」
と言ったら、
「摘まんで食べてみて下さい。なかなか美味しいですよ♪」
とすすめられて、
一粒口に入れたら、丁度良い甘みと酸味で、
食用のぶどうとは別の美味しさだった。

元来、果物嫌いな夫も、「ワインのあてにぴったりだね。」と、2つ目、3つ目と口に入れていたら、
「これ、懐かしいでしょう?」
と、リッツをサービスで出して下さった。
(デコレーション用のぶどうを食べ尽くされちゃ大変だ💦と、思われたのかも💦^^;)

リッツは多分、50年ぶりくらいに食べた💦
カウンターの臨席に座っていらした50代くらいの男性も、
「子供の時以来です!」と、懐かしがっていらした。
そして、ココナッツサブレや、ギンビスのアスパラガス、あたり前田のクラッカーなど、
遠い昔の常備菓子(?^^;)の話題で盛り上がった。
正直、リッツの食感や味は、ワインのおつまみには向いていないけれど、
その場にいた全員が、「昔食べた思い出」を、それぞれ披露したり、共有しながら、
楽しいひと時を過ごした。
ものの価値というか、ものがもつ意味は、
今現在目の前にある実態に加えて、
過去から続く歴史に彩られる。
上司が置かれている立場を、ろくに想像もしないままに、みんなで上司の陰口を言ってしまったり、
会社がどのような仕組みで動いているのかを、ろくに知りもしないままに、みんなで会社の悪口を言ってしまったり、
背景に思いを馳せずに、何を言う。
例えば、制服を廃止したいのなら、制服が現存している理由を、過去に遡って考えるべきで、
制服に対する不満を、ただ羅列しても、お子ちゃまの戯言にしかならない。「君は、いま世の中で起こっていることにしか興味を持っていない。いま世の中で起こっていることは、それ以前の過去に、根拠が全部あるんだよ」
歴史は目の前で起こるあらゆるできごとの背景だ。
~~~高倉大希さんのnoteより抜粋引用~~~
私達も、この世に生きる時間が長くなるにつれ、
それぞれが持つ過去=歴史の嵩も増えて、
目の前のあなたや私の背景は、延々と広がる大草原くらいになっているんだろう。
他人のことも、自分のことも、そういう背景を背負った「もの」として、ちゃんと認識していたい。
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