花束

5月15日
友人のお母様にLINEしたら、折り返しLINE電話がかかってきた。
「明日の夕方こちらを出発して、明後日の朝にはそちらに着きます。」と伝えた。
3年前に彼がLINEで伝えてくれたご実家までの道順を、トークを遡って見つけて、メモにペーストした。
写真付きの丁寧な道案内。
大切な人を見送るたびに思うのは、
存命中は、「どうしてるかな・・・」と、ふっと考えることはあっても、始終自分の胸の内に抱え込んでいるような感覚ではなかったのに、
亡くなった後は、ずっと一緒にいる気がしている。
5月16日
花束を作ってもらいに花屋へ・・・
店舗の入り口付近に咲く明るい色の花々に、蝶や蜂が呼び寄せられていた。


「どんな雰囲気の花束になさいますか?」と訊かれて、
「優しい大人色の花束にして下さい。」と答えると、
???という表情で^^;「一緒に選んでいただけますか?」と促されたので、
一本ずつ、花を選んだ。

ライラックの紫は、まろやかで品がいい。
夢のように淡く甘い。
少女時代に私が「むらさき」と口にし、うっとりと思い浮かべていたのは。こういう色あいだった。
~~~俵万智「ライラック」~~~
私が思い描く 優しい大人色の花束を、
優しいあの人のもとへ届けよう。
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