バー
とても久しぶりに、料理好きなバーテンダーさん^^のお店でカクテルを飲んだ。
「お久しぶりですね。お腹空いてますか?」と聞かれたので(笑)、
「今日は夕食を済ませてきました。なにか、コーヒーの香りのするカクテルが飲みたいのですけど・・・」
とお願いしたら、
目の前で、ブルーの炎でフランベして、
冷たいアイリッシュコーヒーを作って下さった。
人との距離の持ち方って、いろいろだけど、
私は、バーテンダーさんにありがちな、「決して自分からは近づかない」スタイルに安心感をおぼえる。
私が20代の頃、気持ちが沈むと、一人立ち寄るショットバーがあった。
当時の私より10歳くらい年上だと思われるバーテンダーさんが、一人で、5~6人分のカウンター席の対応をしていらして、
いつ行っても、注文のやり取り以外、話しかけられることがなくて、でも、ほっぽっとかれるような疎外感もなくて(多分、水滴をさっと拭いて下さったり、おしぼりを交換して下さったり、できるだけ、居心地よい時間を過ごせるように・・っていう配慮が感じられたのだと思う。)、心のリハビリができるお店だった。
かつて、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言下で、
サントリーグループが、飲食店を応援するため、「人生には、飲食店がいる。」のメッセージを新聞掲載したことがある。
言えなかったことを ついぽろっとこぼしちゃうような うかつな場所が、人生には いるんじゃないかなぁ。
これは、確かにそうだなぁ・・って思う。
「言わずにおこう」って決めてたことを、「ま、言っちゃってもいいか・・」って、自分を解くことのできる確率の最も高い場所・・・^^;
でも、逆に、一人は寂しくて、でも、誰かと一緒にいて、あれこれ話をするのはしんどくて、
そういう時、「なーんにも言わなくていいんですよ。」って、慮ってくれる優しい場所でもあって、私は何度も救われたな・・・
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