「人間の底」っていう考え方・・いいな。
1人の人間にはテッペンのようないい所も、
「人間の底」もある。日ごろ賢そうなことを言っている人が、
口ばっかりだった一面を見たり、
日ごろ、いじめのような行為をひどく嫌っている人が、
無自覚にいじめに等しい行為を人にしていたり、
それが、その人の「人間の底」。おもいがけず、人の、とんでもなく醜いところを
見てしまうことがある。その時、「自分は相手という人間の“底”を見ている」
と、私は解釈するようになった。
4月3日に配信された山田ズーニーさんの『大人の小論文教室』からの抜粋です。
この一文を読んだ時、なんて素晴らしい着想なんだ!と、感嘆しました♡
たとえば、その人の大らかさに惹かれて結婚したとしても、長い結婚生活の間に、
いつの間にか、大らかさの「底」にあった、雑な面ばかりが気になりだしたり・・・
細やかな心配りに感謝していた友人が、長い付き合いの間に、とても神経質な人だと思えてきたり・・・
そんな時に、
「こんな人だと思わなかった。人を見る目がなかった。」とガッカリするかわりに、
そうか!てっぺんは大らかだけど、底は雑なのね。
てっぺんは気遣いの人だけど、底は神経質だったのね。
みたいに、
人の中には、長所と短所が、裏表に必ずあって、てっぺんが見えることもあれば、底が見えることだってある・・と納得できたら、
ずっと心軽くいられるなぁ・・と思うのです。
それに、「人には、てっぺんも底もある」ってことを、自分自身にも当てはめて考えると、
色んな自己嫌悪から救われるし^^;
↓こちらは、「夫の底」^^;
4~5年前、娘から届いた母の日のフラワーアレンジメントの横にある謎の物体は何??と近づいたら、夫が畳んで(??)置いたパーカーでした。
これを「畳んだ」と表現する「大らかさ」?💦を、夫のてっぺんだと思うことにします(-“-;)
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