生(なま)もの。
先週の土曜日は、月に一度のワイン会に出席しました。
テーマは、「モルドバのワイン」。
ウクライナと国境を接するモルドバは、1991年にソ連から独立したものの、ロシア軍が今も駐留するなど、ロシアの強い影響下にある国です。
手ごろなお値段で美味しいモルドバのワインが、今後の戦況次第では、手に入らなくなる可能性もある・・・ということで💦、
白、赤それぞれ、珍しい土着品種のワインを飲ませていただきました。
翌日曜日は、夕方、ウォーキングの途中、ビルワリーに立ち寄り、
メルローワインの樽で熟成させたバレルエイジビールを立ち飲みして喉を潤しました^^;
そして、珍しくて美味しそうなクラフトビールを3本、夕食のお供に持ち帰りました♪
丁寧な解説とともに、様々な種類のワインを試飲させて下さるワインバルが近くにあることと、
店主のビール愛がとてつもなく強くて^^;、行くたびに未知の銘柄のクラフトビールが入荷しているビルワリーが近くにあることで、
ここ数カ月の間に、私の、ワイン、ビールに対するプロファイルが、一気に細分化されました💦
思い返せば、成人してお酒を飲み始めた当初は、
ビールと言えば、麒麟の瓶ビール。
ワインは、赤または白。
みたいな、すっごく大雑把な分類だけでした^^;
だけど、時代とともに、
あれよあれよと、ビールもワインも色んな種類を目にするようになり、
そして、お酒を好きになればなるほど、「どういうとこが好きなのか」を突き止めたくなって、飲み比べて、「いやいや、これじゃなくて、こっちだわ。」みたいに分類分けしていって、
結果、「好きの本質」に近づいてはいくのだけど、「好きじゃないほう」に分類されたものは、切り捨ててしまって💦
ちょっと立ち止まって考えると、
「こだわる」「自分の嗜好を大事にする」って、
自分の生き方を狭めてしまう方向に進んじゃうリスクあるな・・・と、ヒヤっとしました。
ただ君の部屋に音をたてたくてダイヤル回す木曜の午後
とても好きな俵万智さんの短歌です。
家電しかなかった時代に、当時付き合っていたボーイフレンドと約束して、
8時きっかりに鳴る電話を待ってた想い出に繋がりました。笑
電話の前で待機して、最初の「リ」っていう音で瞬時に受話器を取る!(他の家族が取ることのないように^^;)
個人宛に電話できるのはもちろん、着信音だって、電話をしてきた人によって分けることができる現代から振り返ると、あのドキドキワクワク感、良かったなぁ・・・
私達人間って、「生(なま)もの」だから、
あまりにも整然と分類されていたり、ハイテク過ぎたり、みたいなものには、
本能的に、浸りきれないのかも知れません。
「生もの」らしさを失わないようにしよう。
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