まだまだこれから
11月10日
今日は母の月命日のお墓参りをする以外は、自宅で、音訳のための下準備をして過ごした。
今回私が担当するのは、【ハルメク12月号】で、一冊読んだ上で、90分間のタイムリミットで音訳する記事をピックアップしなければならない。
巻頭は、現在72歳になられた風吹ジュンさんのインタビュー記事で、
仕事をしつつ、シングルマザーとしての子育てとお母様の介護に奔走した時期を乗り越えた今が一番楽しい・・・と語る風吹さんの美しくチャーミングな笑顔の写真が添えられている。
「私の人生はまだまだこれから。やりたいことがいっぱいあるから、年だからなんて言ってられない。」
という風吹さんの言葉を、ぜひ音訳して届けたい・・と思った。
音訳の作業の合間に読んだ『今日のダーリン』で、今日が糸井重里さんの誕生日だと知った。
糸井さんも、風吹さんと同じく70代。
本日77歳になられたのだそうだ。
77歳の誕生日によせて糸井さんが綴られた文章が素敵だった。
それなりに、けっこう十分に生きたかもしれない。
そう思ってからが、なにかのためにじゃなくて、
ほんとうに生きることを味わえるのではないでしょうか。生きることは、生きること自体を生きることです。
いやいや、これはもったいつけた言い方ですね。
でも、ほんとのことです。
赤ん坊は、生きること自体を生きているでしょう。
どうぶつたちも、植物も、みんなそうです。
みんな「なんのために生きるか」なんて問いかけない。
「ために」がなくちゃ生きられないなんてことはない。
「ために、ために」と言いすぎるのはおかしいです。
「ために」がなくて生きるものは、それだけで美しいです。
もしかしたら、
「子供のために」「母のために」と奮闘してきた風吹さんも、
糸井さんと同じような心境になられたのかも知れないなぁ・・・と思った。
それなりに、けっこう十分に生きたかもしれない。
そう思ってからが、なにかのためにじゃなくて、
ほんとうに生きることを味わえるのではないでしょうか。
この先に、「ほんとうに生きることの味わい」が待っているのだとしたら、
風吹さんがおっしゃるとおり、人生はまだまだこれから・・・だ♪
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