言葉

2月10日
今朝は氷点下に冷え込んだけれど、その後はよく晴れて、
夕方5時を過ぎても、空は明るい。
まだ気温は低いものの、
4時半過ぎには暗くなっていた冬は過ぎ、
季節は確実に春に向かっている。
俳句を始めて、「春隣(はるとなり)」という美しい季語を知った。
春の気配が漂う様子を表現する冬の季語で、本来は、立春前に使われる季語なのだけど、
お仏壇の百合とチューリップも全開で、
まさに、
今日は「春隣だ・・・」と感じる。

「言葉は凶器にもなる」という記述を目にすることが多くなったこの頃だけど、
言葉の持つ美しさが、目に、耳に、届く心地よさは格別で、
特に、日本語の語感に心惹かれる。
母は、「日本語はさだまさしから学んだ」という。
日本語が美しいと知ったのは、さだまさしのおかげだと。
「雪の数え方、知ってる? ひとひら、って言うんだよ。これもさだまさしで知った」
ちなみに私も、「防人」を「サキモリ」と読むこととその役割も、「トキ」の学術名が「ニッポニアニッポン」であることも、「案山子」を「カカシ」と読むことも、「小春日和」が秋の季語であることも、全部さだまさしから知った。
~~~編集者・廣瀬翼さんのポストより抜粋~~~
美しい言葉との出会いは僥倖だ。
「森の3人の小人」というグリム童話では、
心優しい女の子が、森で出会った小人たちに、
『口を開くたびに金貨が飛び出す』魔法をかけてもらう幸運が描かれているけれど、
きっと、『金貨』に例えられたのは、『美しい言葉』だったのだろうと思う。
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