逆算しない

お仏壇から下げた桃とカッテージチーズでカプレーゼ風の前菜を作った。
桃をカットして、カッテージチーズとミントをトッピングし、蜂蜜少々をかけただけ。
美味しい♪ 夏バテ予防の一皿におすすめします♪


『弱さ考』の著者・井上慎平さんと、糸井重里さんの対談の記録の中に、
未来に縛られる
という表現があった。
「達成すべき未来」というものを掲げ、
そこから逆算して今を生きようとする状態を指す言葉で、
例えば、「今期の売り上げ目標はこれだけだから、それを達成するために、今月はどう動く?今日はどう動く?」と、今を定めていく。
私達は、おおむね、こういう思考になりがちだなぁ・・・と思う。
「未来から逆算する」ことは、戦略を考えやすかったり、モティベーションを維持しやすかったりで、
個人的には、決して悪いことではないと思うけれど、
でも、「終わり」を意識する者には厳しい💦
亡くなる半年前に、父は、
申し訳なさそうな顔をして、「来春は一緒に桜を観に行こうって約束したけど、どうも果たせそうにない。」と、私に詫びた。
当時の私は、自分自身が若かったせいで、「来春はもうない」と覚悟を決めた父の心情など想像することもできなくて、
何を言っても、何をしても、父を悲しませてしまうような気がして、
腫れ物に触るように、父に対峙していたと思う。
あの頃の私は、まさに「未来に縛られて」いた。
未来なんて関係なく、「今日」「今」目の前にいてくれる父が全てだ!父と良い日を過ごそう!と、心を決めることができていたなら、
私はもっともっと沢山、父との想い出を作れたように思う。
先日、「そっちには行かない。絶対!」と、シミュレーションした未来を拒否した瞬間に、
私は、未来からの呪縛を解いたのだろう。
さぁ、今日はどんな風?何が起こる?と、
「ここ」が常にゴールだし、スタートだと、潔く今を過ごせる。
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