野蛮であれ

8月11日
昨夜は、一日遅れの誕生会をした。
友人二人と夫と私の計4人の誕生会。
シードルで乾杯して、前菜に好物の岩牡蠣をいただいた。


「人生で一番後悔していることはなんですか」と六十代の貴婦人に訊ねました。
いつか外国に行きたい、いつか華道もやってみたい、なんて思ってた。
けど、就職して仕事して結婚して出産して育児もして、お金も時間も体力も余裕も小鳥みたいに消えていく。
「いつかは来ない」と知った。
外国語を学んでから、とか、お金に余裕を持ってから、では遅かったの。
思ったその日その瞬間動いておけばよかった。
どんなに不完全でも、不完全のまま動くしかなかったのよ。
そう彼女は語ったのです。
私にも心当たりがある。
「事前完璧主義」に陥ると一歩も動けなくなるものです。
ベストなタイミングは、永久に来ない。
はいあなたの出番です、なんて調子の良いコールは滅多に来ない。
必要なものは、現地調達するしかない。
拾いながら走っていくしかない。
扉を叩きに行くしかない。
どうやら人生は、そういうもののようです。
完璧主義にできることは限られている。
「野蛮であれ」ということです。
~~~Xのフィードに流れてきたF著「20代で得た知見」からの抜粋~~~
「野蛮であれ」は、
本の著者が20代の若者に向けて発したメッセージだけれど、
人生の終盤を迎える私達が掲げるにふさわしいワードでもあると思う。
私達世代は、さすがにもう「あなたの番ですよ」という甘いオファーを伴う「いつか」なんて来ないことを確信している。
だからこそ、
「カッコいい人だなぁ・・」「素敵だなぁ・・」と憧れる人生の先輩は、
「好機なんて待ってられないんだよ!」と、必要なものはその場で調達しながら走り続けるちょっと野蛮な^^;人たちだ。
終焉を知るからこそ、それまでにどこまで走れるか、
自分に懸けている人たちだ。
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