2022年2月2日

大切にする思いは、周囲に伝染する。

「トゲトゲをならす人」の記事を読んでくれた友人とのやり取りの中で思い出したことなんですけれど、

昔、『寺内貫太郎一家』という向田邦子さん脚本のテレビドラマがありました。
短気で喧嘩っぱやい小林亜星さんふんする寺内貫太郎が主人公で、
加藤治子さん演じる奥様は、そんなご主人に振り回されつつも、いさめたり、慰めたり、
春の光みたいな笑顔でトゲトゲをいやしつつ、
ご主人に代わって、周囲の人に頭を下げていました。

もし、寺内貫太郎が独身だったら、
寺内貫太郎は「近所の嫌われ者」のレッテルを貼られた気がします。
「すぐ怒るし、怒っちゃったら手が付けられないから、近づかないに越したことはないよ！」
と敬遠されたに違いありません+_+;

でも、「あの良くできた奥さんが大切にしている旦那さんだから、きっと根は良い人なのに違いない」というエクスキューズで、ちゃんと周囲から受け入れられていた♪

カムカムエヴリバディで、10年間仕事をせず、ぷらぷらしているジョーが、ご近所さんに受け入れられているのも、
ジョーの穏やかな人柄に加えて、
「働き者で愛想のよい　るいちゃんが大切にしているご主人」であることが、切り札になっているのだと思います。

「大切にする」思いは、「周囲に伝染する」

子供の頃、従弟のうちに遊びに行ったら、
お祭りで買ったヒヨコが大きくなったという真っ赤なトサカの鶏が家内で放し飼いされていて、
鶏が苦手な私は　ヒャ～！*_*💦と、冷や汗かいたんですけど、
従弟の可愛がり方が尋常でなく、
「ぴよちゃん、ぴよちゃん」と頬ずりするのを見ていたら、だんだん可愛く思えてきて^^;、
帰り際には、「ぴよちゃん、ばいばい。」と別れを惜しむほどになっていました。
従弟の思いが私に伝染し、ぴよちゃんは、私にとってスペシャルな鶏に変貌をとげたのです。笑

自分が大切に思うモノを、誰かにも大切にして欲しい・・と願うなら、
言葉を尽くしてかきくどくより、
ただただ自分が大切にしてみせる・・・が、圧倒的に効果的なのだと思います♪

・・・菜の花♪

昨夜は、今季初の菜の花を食べました。
KALDIで購入した【かんずり入りまぜそば】にトッピングして♪
かんずりって、昔々、旅先で薬味として食べた記憶があったのですが、
味を覚えていなくて、今回そばタレで味わうと、柚子胡椒と赤みそが混ざったような辛みと風味でした。