自分のカケラ。
昨日は、久しぶりに林檎ケーキを焼きました。
食べてみて「美味しい!」と合格点をつけられるジョナゴールドか紅玉が手に入ったとき限定で作るケーキです。
生地よりも、焼けた林檎が圧倒的に主張するケーキで、甘さも、ほんの少し甜菜糖を加えるだけですので、甘いものを制限していらっしゃる方にも、おすすめのスイーツです。(簡単ですので、レシピを貼っておきますね♪)
昨夜の「エルピス」の最後のシーンで、
岸本拓朗こと眞栄田郷敦くんが、
「正しいことをしたいなぁ・・・」ってつぶやくんです。
それを言える人って、きっと、
正しくないことをしちゃったことを、とても悔いている人
なのだと思います。
先日、野田元首相の、故安倍元首相への追悼演説を聴きました。
その中ですごく印象に残ったのが、
かつて、野田さんから安倍さんへの政権交代があった際、
安倍さんから励ましの言葉をかけられた野田さんは、素直に受け留めることができなかった。でも、過去に、安倍さんもまた、同じように、福田元首相に、政権を譲ったことがあり、
きっと、その時に感じた無念から、野田さんを励ましてくれたのだろう・・・と理解したら、
安倍さんの言葉を、とてもありがたく感じた。
というエピソードでした。
同じ人が同じ言葉を言ったとしても、
その人がどういう人なのか、
どういう過去や背景を持つ人なのか、
によって、その言葉の印象は大きく変わって受け留められる。
私達が見ている「その人」は、【私達に見えている部分】のカケラに過ぎなくて、
けれど、一人の人を、丸っと全て「知る」ことは実際不可能なので、
その人の発言や行動というカケラで、「こういう人なんだなぁ・・」って判断しているわけですけれど、
でもそれは、決してその人の「全て」ではない・・ってこと、ちゃんと、わきまえていなきゃな・・と思っています。
人は皆、
誰かと共有している一部を持つと同時に、
誰とも共有していない自分だけの一部も持っていて、
実は、核となるのは、「共有していない部分」で、
そこがベースとなって、
「正しいことをしたいなぁ・・」とつぶやいてみたり、
誰かを励ましたり、
明るく振舞ったりしている。
SNSが盛んになって、私達が「誰かと共有する一部」は、簡単に広くシェアできて、
コメントをもらえたり、「いいね♪」と評価されたりする機会も多くなりましたが、
「自分だけの一部」は、今も昔も変わらず、自分だけが知る核として、心の中にあります。
シニア世代になって、ひときわ強く思うのは、この誰とも共有しない「自分だけの一部」を、
ちゃんと認めて上げて、できれば好きになって、生涯を終えたいな・・ということです。
林檎ケーキのレシピ
オリーブオイル1/4カップ+卵1個+甜菜糖20gを泡だて器で混ぜる。
そこに、林檎(甘酸っぱくて美味しい林檎限定で♪)1個を薄くスライスして、ゴムベラで混ぜる。
ふるった小麦粉100g+ベーキングパウダー小さじ1/2を、2~3回に分けて入れながら、混ぜる。
全体が混ざったら、器に入れ、180度のオーブンで50分焼く。以上です♪
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