後退じゃなくて、前進。

後退じゃなくて、前進。













昨夜、帰宅しました。

今朝は、持ち帰った母の洗濯物も含めて、今4回目の洗濯機を回しています^^;





昨日、帰りの車の中で、色々思うことあり・・・で、意気消沈していた私に、
夫が、

「今日の成果は、お母さんが、紙パンツを受け入れてくれたことだね。良かったね。」

と言ってくれました。





入院中、病院で準備されている入院着と紙パンツで過ごしていた母は、
退院の際の着替えに、銀色の糸で編まれたセットアップ、白いスラックス、そして、天然素材のインナーの着用を望みました。




施設に到着しても、パジャマに着替えることはせず、紙パンツも必要ないと言いました。





私達からも、ケアマネージャーさんからも、
「お手洗いに行きたくなって、急いで移動して、転んでしまうリスクがあるから、間に合わなくても大丈夫・・と、焦らずにすむよう、念のため紙パンツにしておく方がいいんじゃないかな?」
と、提案したのですが、
「お手洗いは室内だし、ベッドからお手洗いまでの手すりも付けてもらったから、大丈夫。」
と、紙パンツを嫌がりました。




もともとオシャレが好きな人なので、母の気持ちも理解できて、
結局私達が折れたのですが、



昨日は、午前と午後、2度、失敗して、お洋服や寝具を汚してしまったことで、
母の方から、
「やっぱり紙おむつを準備してちょうだい。」
と言われ、夫がドラッグストアに走りました。




母の着替えを手伝う私に、「いつの間にか、私があなたの子供みたいになっちゃたねぇ・・」と母^^;


「そうだよ。みんなそうなんだって・・・ 山田ズーニーさんって人が言ってたけど、
 親子だったのが、みな子親になるんだって。 子親になったね。」
と言うと、母が、へー!っと笑いました。





きっと、私と同じような立場にいらっしゃる皆様も、
「親が守りたいと願っているプライドやこだわり」と、「親の安全な毎日を一番に願う自分」との葛藤をお持ちなのではないかと思います。





帰路、夫に、紙パンツを認めさせたことは、成果だったのだ・・と言われ、
そう思っていいのかな・・と、少し元気になり、
家族LINEで、娘たちと弟に、一連の報告をしました。



長女から、
「ママ(母の希望で、孫にあたる娘たちは、母をこう呼びます)が、少しずつ生活の仕方を変えることを受容しながら、それでもママらしく暮らせるようにしたいね。」


と返信があって、「そうだ。そうだ。」と、また少し元気になりました。




きっとこれからも、これで良かったのかな・・・と、凹むことがあるだろうけど、
私も母と共に、変わりゆくことを受け入れながら、それでも母らしい在り方を大切にしていこうと思いました。





帰り道。
夕焼けが綺麗でした。









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