見えない優しい人と卵焼き。
昨夜、友人に勧められたドキュメンタリー映画「エンディングノート」を、Netflix で観ました。
2009年、東京。熱血営業マンとして高度経済成長期に会社を支え駆け抜けた「段取り命!」のサラリーマン・砂田知昭。
オフィシャルサイトの解説より抜粋
67歳の時、仕事も一段落し40年以上勤めた会社を退職、第二の人生を歩み始めた矢先に、毎年欠かさず受けていた健康診断で胃ガンが発見。
残される家族のため、そして人生総括のために、最後のプロジェクトとして課したのは「自らの死の段取り」と、その集大成とも言える“エンディングノート”の作成。
やがてガン発覚から半年後、急に訪れた最期。
果たして彼は人生最後の一大プロジェクトを無事に成し遂げることができたのか?そして残された家族は―。
両親を送り、遅かれ早かれ、次の順番は私だな・・・と思う今、この作品を観ることができて良かったです。
主人公・砂田さんが亡くなる数日前に、奥様が、
「長く一緒にいたのに、あなたがこんなに優しい人だと気づかなかった。」
と涙ながらに言われた言葉が、強く心に残りました。
人の優しさって、「あるよあるよ!」って主張せずに、無色透明で(?^^;)そこにあるじゃないですか・・・
だから、雑多な日常に溶け込んじゃって、意識できないままになってしまうことって、ありがちだよなぁ・・と思います。
普段は「あって当たり前」だと思っている家の鍵を失くして、
初めて、どれほど大切にしなきゃいけないものだったかを再認識する・・みたいな状況を、
究極に深く掘り下げて、圧縮したような心情・・・でしょうか・・・(ちょっと・・・いや、だいぶ違うかな?💦)
昨日のブログでも触れた週末の radiko で、中国が米国に飛ばした気球についての解説を聴いたのですけど、
最初の気球撃墜を境に、今アメリカで、続々と未確認飛行物体が発見され続けているのはなぜか?というと、
今までは、「脅威であると思われる高速で動く物体」に焦点をあわせていた監視レーダーを、
「ほとんど動かないもの、ゆっくりとしか動かないもの、高度が高すぎるもの、小さすぎるもの」をキャッチできるモードに調整したことで、今までも実はあったのだけど、気付かなかったものまで検知できるようになった結果・・・なのだそうです。
今までも、「実は未確認飛行物体はいっぱい飛んでた!」ってわかるのは、ゾッとしますけど💦、
「実はずっと優しさはあった!」って気づけることは嬉しい発見ですよね。
動くものに焦点を合わせる・・・という生物に備わった本能とは相反する
ずっとそこにあるものに気付ける・・・という能力は、私達の暮らしの幸福度を底上げしてくれる大きな力なのだろうと思います。
・・・生姜入り卵焼き。
昨日、ブランチで早めのお昼を食べた夫からリクエストがあり、
おやつ(?^^)に卵焼きを焼きました。
このところのお気に入りは、友人から教わった おろし生姜入りの卵焼き。
(おろし生姜、白出汁、味醂を加えて焼きます。)
すっきりした味わいでワンラック風味アップした卵焼きになります^^ おすすめです♪
夫も私も、美しい卵色の卵焼きよりも、少しばかり焼き色の付いた卵焼きが好きで、
昨日の仕上がりは、理想の色になりました^^
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