気を育てる。
気が滞る
運気
気合
など、「気」は、目には見えないものの、私たちの日常に欠かせない概念です。
神社仏閣を訪ねるたび、その場に満ち満ちた 良い気に圧倒されます。
「気」は、例えば、地形だとか、方角だとか、月の満ち欠けだとか、四柱推命だとか、
自分自身では動かすことのできない要因により生まれるものだと思っていました。
でも、料理家であり、台所道具の販売もしていらっしゃる 宮本しばにさんによると、
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台所の大小でもなく、新しいとか古いとかでもなく、台所そのものが持つ’気’。それは間違いなく台所に立つ人が作り上げたものです。
台所はモノづくりの現場です。それを忘れちゃいけない。見た目とかカッコつけるんじゃなくて、リアルにモノづくり(料理)をするためのところです。そこをととのえていく。
料理していくうちに、いつも使う道具は手元に置くことを考えるだろうし、使わない道具は処分していくだろうし…。捨てることに対しては悩まない。
そうやって少しずつ台所を育てていって、はじめて良い’気’になるのだと思います。
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とのこと・・・
「気」は育てられるのだ!と知って、「やった!^^」と思いました。
我が家の台所は、カウンターキッチンになっていて、外野から調理現場が見渡せるので、
つい、宮本さんご指摘の「見た目」を気にしてしまうところがあるのですが💦、
これからは、「調理のしやすさ」をぶっちぎりの最優先にして、物の配置や、収納などを考えていこうと思います。
よく考えると、そもそも「その場が持つ役割を果たしやすいよう整える」ことが、
そこにいる人を心地よくさせ、
その心地よい感覚が「良い気」に繋がるっていうのは、とっても理にかなったことですよね^^;
そう思うと、台所だけでなく、寝室も、居間も、全て、その理屈で「良い気」を育てられるはず・・・
昨夜放映されたNHK100カメ「鎌倉殿の13人」を録画していて、今朝観ました。
数十分の放送のために、
静岡県の原野に、10日間かけて頼朝の陣営を組み、
瞬時に弓で射られる偽物の鹿を1ヵ月かけて制作し、
猪が逃げ惑う4秒のシーンを別撮りするために、撮影スタッフが2時間半泥まみれになり、
鎌倉時代に日本に生育していた種類の兎を調達し、
悪天候による撮影中止のため、家人の扮装で待機していた100名のエキストラは出直しになり・・・
作品を「仕上げる」ために、努力と時間を惜しまず奮闘するプロ集団のすごさを見せつけられました。
万全の準備をして、最高のメンバーで臨んでも、天候を始め、さまざまな不可避の要因でうまく進まないこともあり、
それでも、知恵を絞り、チーム力を発揮して、乗り越えて行く先には、
もしかしたら、当初の完成図とは異なる場合があったとしても、満足できるゴールはある。
そんな心意気で出来上がった作品だからこそ、私は毎週、本気で泣いたり笑ったりできるのでしょう。(「心意気」も気構え、意気込み・・・同じ「気」の流れですね^^)
場であれ、作品であれ、良いものにしようという努力がそこにあれば、
「良い気」は育っていくのだと思いました。
・・・青梅の甘露煮。
先日スパイシー梅シロップに使った残りの青梅を使って、甘露煮を作りました。
本当は翡翠煮にしたかったのですけれど、この度は簡単にできる甘露煮を選択^^;
甜菜糖をつかったので、シロップも茶色に💦
来年は、透明なシロップの、綺麗な翡翠煮に挑戦してみたいと思います♪
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