2022年4月17日

熟女。

昨日、夫と世襲制の話題になり、

「僕が野村萬斎に生まれてたら、後継ぎなんか嫌だ！と家飛び出して、大騒動になってただろうなぁ・・・」
と言うので、

「あなたが野村萬斎さんとして生まれたとしたら、あなたの中には代々の狂言師としてのDNAがあり、後継ぎとして育てられた年月があり、環境があるわけだから、今のあなたとは別人なはず。　だから大騒動なんて起こらない。大丈夫。」
と言うと、

「なるほど♪」
と納得していました。笑

「その人の立場になって考えろ」と、小さな頃から繰り返し耳にしてきましたが、
自分でない誰かの立場になる・・・ってこと自体、
とても難しい、というか、むしろ不可能なことなのだろうと思います。

でも、「誰かの思い」に寄り添いたいと願い、
もしかしたら、自分の中に重なるものがあるんじゃないかと、模索することを、あきらめたくありません。

もうすぐ訪れる「母の日」を前に、
Canva （オーストラリアの企業が提供するグラフィックツール）が、

「まもなく【母の日】ですが、一部の人にとってはつらい気持ちになることもあるかもしれません。そのため、Canvaからの【母の日】メールを配信停止にするオプションを提供しています。」

とのメールを、利用者に一斉送信したとの記事を読みました。

様々な理由で、「母親に感謝する日」を封印したい思いの人達もいるはずで、
その人達の思いに寄り添うとしたら、何ができるのだろう・・と、考えた結果なのだと思います。

社会の成熟度は、こうした多数派の陰で埋もれてしまいそうな人たちに、目を向けることができるかどうか・・で測られるような気がします。

今朝、
点字ブロックの上に違法駐車した車に、

「視覚障害者が、点字ブロックをたよりに歩いていました。
　そして、あなたの車にぶつかっていました。
　車の駐車場所を考えてください。
　点字ブロックの意味を考えてください！　　南風原小学校4年」

と書かれた貼り紙が貼られている様子がツイートされていました。

実年齢と成熟度は、残念ながら比例するものではないらしく、
私自身も、十分生きているはずなのに、ついつい自分基準の視野の狭い判断をしてしまいがちです💦

番茶も出花は遠に過ぎ^^;、
この後は、
「誰かの思い」に寄り添えるよう、しっかり完熟した熟女（？^^;）を目指したく思います。

・・・・マリトッツォアイスクリームと、アスチルベと、松ぼっくりと、ドングリ。

昨日、食材の買い出しに同行してくれた夫が選んだおやつは、
マリトッツォアイスクリームでした。
「美味しいの～？」と不安でしたけれど、アイスクリーム部分にオレンジピールとキャラメルソースが入っていて、優しい甘さで、ペロッと完食^^　正解でした♪