被害者にはならない。

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略奪愛からの不思議な人間関係の展開を描いた映画『 マギーズプラン』 では、主人公に夫を 略奪された元妻のジョーゼットがこんな台詞を吐いていました。
「はじき出された妻の役はごめんよ！」 　
なんとも力強い。 演じるジュリアン・ムーアの格好良さったらないわよ。
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今読んでいる ジェーン・スーさんの『ひとまず上出来』の中の一文です。



よく耳にする「被害者ヅラ」という言葉・・・は、被害者であることを不当に利用している人に向けられた言葉ですが、それとは別に、

自分はそれを望んでいないにもかかわらず「被害者役」を割り当てられることがあります。



「あなたは何も悪くないのに、傷ついたよね・・」と、優しい言葉をかけられると、
その刹那は心地良くて、「ありがとう・・・T_T」って反応しちゃうものですが、
でも、そこにずっといたいわけじゃない。
被害者な私・・・をずっと引きずりたいわけじゃない。

私がやりたい役は、「自分の人生を、思い切り楽しむ人」のはずだから。



人は、「雑に扱われる」「攻撃される」ことには敏感で、回避しようとする自己防衛が働きますが、

「かわいそうな人だと同情される」ことに関しては、そこには親身の優しさや心遣いがあるだけに、無防備になりがちです。

そして、「被害者役」を引き受けてしまう。


けれど、「被害者役」が自分の人生の役割で、本当にいいの？
と、自らに問いかけてみたら、「それは嫌だ！」と、
あなたの中のジュリアン・ムーアが目を覚ますはず^^


人生劇場の配役を決めるのは私。
納得できないキャスティングは、反故にしてよいのです♪



先日の記者会見の冒頭に、
「滑りやすくて、飛びやすくて、気持ちの良いリンクでした。氷を作って下さったスタッフの皆様に感謝します。」
と挨拶することで、
羽生選手は、見事に「被害者役」のキャスティングを蹴散らしました^^

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