姉弟。
今日は長女の誕生日で、家族LINEでお祝いメッセージを送ろうとしたタイミングで、叔父(母の弟)から電話がかかりました。
病気がちだった叔父は、昨年、叔母と従弟(叔父の長男)に付き添われて、何とか母のお墓参りをしてくれたものの、その後は体調がすぐれず、一周忌にも会えないままになっていました。
叔母とは時々手紙をやりとりしているのですが、突然の叔父からの着信にびっくりしていると、
「あぁ、〇〇ちゃん(←私のこと)、おはよう。今ね、お母さんがこっちに来ててね・・・」と、
亡き母が、叔父の家に滞在している・・・という内容の話をされて💦、
「え?」と頭の中が混乱していると、
叔母が電話をかわって、
「〇〇ちゃん、ごめんね。今年に入って、せん妄みたいな症状が出ていて、お義姉さんが泊まりに来てると思い込んでて・・・ その前は、お義姉さんが行方不明になってるから、探さなきゃいけないから・・って、警察署まで行ったりしたの。」
と、状況を説明してくれました。
とてもとても驚きました。
昨年、お墓参りをして、お墓から見下ろせる海の傍のレストランで食事をしながら、昔話をしていた時には、体力は衰えていても、口調は若い頃と全く変わらない叔父だったのに。
兄二人を見送った叔父にとって、母は残されたたった一人の姉弟だったから、
その母までがいなくなってしまったことを、叔父の心は認めたくないのかも知れない・・と思いました。
「わたしも病気をしてたし、コロナもあって、ずっと会えなかったから・・・」と、
母のお墓を撫でていた叔父の心の中には、私が思うよりずっと大きな後悔が残ってしまったのかも知れません。
しばらく電話越しに叔父の話を聞いて、
少し話題を変えるふうに、
「来年の1月には母の三回忌をするから。叔父ちゃん、一周忌は来れなかったけど、三回忌には元気になって、きっと来てね。」
と言うと、
少し沈黙した後、
「そうか。三回忌か。そうだね。今度は行けるよう元気にならないと。」
と、叔父の心が「現実」に戻ってきてくれました。
母が私にとって、ただ一人の母だったように、
叔父にとっても、ただ一人の姉だったんだものなぁ・・と、涙が出ました。
次女・三女が、家族LINEに記した長女へのお祝いメッセージに、
長女が、
「ありがとう。また皆で遊ぼう!」
と返信していました。
次女は、続けて、「お母さん、お姉ちゃんを生んでくれてありがとう。」とメッセージをくれました。
娘たちが互いを思い、元気に言葉を交わし、集えること、
その様子を、母として、私が見守ることができること、
本当にありがたく思います。
↓前回叔父と立ち寄ったレストラン。
母と同じ海を眺めながら食事しました。
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