思い出したこと。

思い出したこと。







別ブログ(ファッションブログ)の昨日の記事で【名店】について触れたことで、
これまでの人生で出会った【名店】を、一つずつ思い起こしました。



この地に越してきて新たに出会った1軒を除くと、残りは4軒で、
そのうち、2軒は既に閉店しています。




生まれて初めて、「なんて素敵なお店なんだろう!」と胸にハートの矢が刺さった一軒目は、
ティーンエイジャーの頃、両親と訪れた世田谷区淡島通りにあった「ドマーニ」という地中海料理のお店でした。
(同世代のかたで、「知ってる!懐かしい!」と思われたかた、いらっしゃるかと思います^^)

当時はまだ、洋食と言えばステーキでしょう♪みたいな時代だったので、
魚介類を中心にしたバラエティーに富んだメニューに、まずは驚き、
笑顔を絶やさないスタッフの方々のきびきびした動き(今思うと、ディズニーリゾートのキャストみたいな立ち居振る舞いでした)にも驚き、
途中厨房の様子までみえる迷路みたいな店内にも驚き、
両親もカルチャーショックを感じた風で(笑)、ふだんは甘い物は食べない辛党の父が、デザートに洋梨のシャルロットを注文したことにも驚きました💦




二軒目も、10代の後半に家族で行ったお店で、
今は閉館中のお茶の水の山の上ホテル内にあった「てんぷら山の上」でした。
これまで家ご飯として食べていた天ぷらとの違いにびっくりして^^;(弟は家ではソースかけて食べてたし💦)、
調理人さんは職人さんなのだなぁ・・と、そのキリリとした所作に見惚れました。




三軒目、四軒目は、大人になってから出会った店で、




三軒目は、北九州にあった鉄板焼きのお店「ぎいちや」。
こちらは、現在店名が変わっているようで、おそらく代替わりしたのかなぁ・・と思います。
いわゆる大衆居酒屋のカテゴリーに入るお店なのですが、
付き出しの枝豆の「硬くもなく柔らかくもない絶妙な茹で加減と、塩の選び方、振り方」からあふれ出す「ただものじゃない感💦」は、他の料理にも存分に発揮されていて、
餃子やポテトコロッケなど、特に目新しくないメニューの一つ一つが絶品でした。




四軒目は、私の書籍でもご紹介させていただいた博多西中洲のイタリア料理店「トラットリアフィオーレ」です。
「研究者」「探究者」と呼びたいほど、常に「美味しさ」を追求し続けるシェフの心意気に、毎回圧倒されます。(そして、それを、惜しげもなく教えて下さる💦 「この値段でこのクオリティーのワインはなかなかありませんよ。」と、お店で出しているワインにもかかわらず、家呑み用のおすすめとして、原価まで教えてくださったり^^;)




かつてリピートして通ったお店のことを思い出していて気付いたのですが、
印象深かった味覚って、鮮明に蘇りますね!
そして、味わった際の空気感みたいなものも。



ずっと忘れていたけど、「ドマーニ」に行ってた頃の父が、黒々とした髪をピタっと撫でつけてたことや、母がお気に入りのスーツを着てたこと、



そう。今の私より20歳くらい若かった二人のことを、久しぶりに思い出しました。




毎日お仏壇の遺影に話しかけてるので、

二人は、それぞれ、亡くなった年齢の面影でいつも私の中にあって、
そのどちらも、あまり元気な二人ではないから、切ない気持ちになってしまいがちだったのですが、


いっぱい食べて、飲んで、笑ってた頃のことを思い出して、


「楽しいこと、いっぱいあったね!」と、今朝は語り掛けました。




↓こちらは今朝の仏花。
巨大過ぎて^^;、「なんか、、バランスが変・・・💦」と夫に言われました^^;






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