完全燃焼

1年に2ヵ月しか食べることのできないセコガニ（ズワイガニのメス。セイコガニ、香箱ガニとも言う）が届いた。


茹でて、クール宅急便で送られてきた蟹を、
YouTube を参考に、捌いて甲羅盛りにした。

蟹３杯を捌いて盛り付けるのに1時間近くかかった💦
手間はかかるけど、
シャリシャリした食感の外子も、
濃厚な内子や蟹味噌も、
辛口の日本酒にぴったりで、お酒がすすんだ♪（我が家では、カボスを全体に絞りかけて、かに酢で食べます。）



以前に、最初から甲羅盛りされて冷凍輸送されたものを買ったことがあるけれど、
お値段も高い上に、冷凍→解凍の過程を経るので、美味しさも今一つだった+_+



茹でた状態のまま届く蟹は、やはり美味しいし、価格もリーズナブルだ。


12月31日でシーズンが終わってしまうそうなので、クリスマス用にもう一度取り寄せようかなぁ・・・と思案中。


（ご家庭での忘年会やクリスマス会に、華を添える一皿になるかと思います。ネットで「セコガニ　セイコガニ」で検索すると、色々な鮮魚販売店がヒットします。ご興味があるかたはぜひ^^）





昨日は父の命日だったので、夫に少し早く帰宅してもらって、夕方お墓参りした。


家を出る時は、暗い雲がかかり、雨が降っていたのに、
お墓に着く寸前に、雲が切れ、雨が止んだ。

父が亡くなる数カ月前、
余命を自覚していた父が、翌年の桜を一緒に観る約束を果たせそうにないと私に謝り、
「でも、またいつか会えるから・・・」と私が答え、
父が笑った。

「完全燃焼と言うのはアクセルべた踏みにするんじゃなくて、最も効率のいい所で運転しながら燃料が無くなるまでしっかり走り切ることだと思う」

～～～福山雅治さん『福のラジオ』より～～～

子供の頃から病弱だった父は、「太く短く生きる」が口癖で、
本当に、そのとおりに生きた人だったけれど、



「私は、効率よく運転して、燃料がなくなるまで、しっかり完全燃焼するからね。それまで、もうしばらく待っててね。」と、
私より若くなってしまった父に手を合わせた。



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