台風

台風






6月2日



朝から雨が降る暗い火曜日。


食卓に飾っているホワイトディルの小さな白い花びらが散り始めた。

食卓の上に、ハラハラと粉雪みたいに、花びらが降る。


水替えをするために蛇口まで運ぶ時には、花びらを落とさないよう、そーーーーっと歩いている。
「カーゴカーゴカーゴをアータマーにのーせーて~、前を~よくみーてー、さ~あるきましょう♪」
と、昔々、ロンパールームで みどり先生が歌っていた歌を歌いながら^^






昨夜は、オリオンビールをおともに、夏野菜の焼き浸し素麺を食べた。
オクラ、パプリカ、茄子、パティパン・スクワッシュ、薄切り豚肉を焼き浸しにして、大葉と茗荷と黒七味をトッピング。



去年の夏、食欲のない日に大活躍してくれたお助けメニューで、今年もおそらくそうなりそう^^;



手前の小盛りでスタートすると、素麺の喉越しの良さで、するすると食べすすめることができて、
夫は、奥に置いてある大盛りまで完食した。





台風6号が、今日明日にかけて日本列島を縦断するとの予報を聞いて、
今朝、娘三人に「気を付けて」とLINEを送った。



娘たちは、今や、私より十分に体力も気力もある大人なのだから、
遠く離れて暮らす私からの、言葉だけのLINEなど、何の助けにもならないことはわかっていても、
「気を付けて」や「大丈夫?」のLINEをついつい送ってしまう。



母もそうだった。
晩年、自分が介護を必要とする生活になっても、離れて暮らす私を案じる電話をくれていた。


実際の命綱やガードレールがどんなに頼りなくても、人はなにかが、もしくはだれかが、自分の安全を守ろうとしてくれていると感じるときにのみ、人として生きられる。

~~~宮地尚子著『傷を愛せるか 増補新版』より~~~




晩年の母に、私を守る力などないことは百も承知でも、
「母が私を心配してくれている」ことが、心強かった。



大雪が降っても、台風がきても、母からの連絡がないことが、
今も寂しい。



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