時間差

時間差



10月19日



今日のおやつは秋映。



生前母がとても好きだった林檎。



皮を剥いてたら、独特の懐かしい甘い香りがした。
母が亡くなる前の秋に、うすくうすくスライスした秋映を、一枚ずつ摘まんで、小鳥が食べるみたいに食べてたっけ。









ある瞬間の光景が、そこだけ切りぬかれたかのように、ずっと後になってから、人生の特別な一瞬として、ありありとした記憶となってもどってくる。
特別なものは何もない、だからこそ、特別なのだという逆説に、わたしたちの日々のかたちはささえられていると思う。

~~~長田弘「人生の特別な一瞬」より~~~





その時には単なる日常の一コマで、
その後も思い返すこともなかったような情景が、

何かの折に、ふっと蘇って、
あれは、なんて幸せな時間だったんだろう・・・と気づくことがある。
幸せって、けっこう時間差で届くよなぁ・・・+_+と思う。




昨日夫に、
「丸くてちょっと背が高くて、鉛筆立てにできるもの、何かある?」
と訊かれて、
「そんなもん、あるわけないじゃん。」
と答えた後で、



娘たちが小さな頃、
登校前のバタバタの朝の時間に、
「お母さん、今日軍手いるんだった」とか「使ってない雑巾がいる」と突然宣言されて💦、
キーっ!となってたことを思い出した^^;

あの朝も、幸せな朝だったなぁ・・と今はわかる。



夫が鉛筆立てを探してたことも、いつかそんな風に思い出すのかもなぁ・・と思った。



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